2013/12/14

寄り道

毎朝、娘の小さな手を握りつつ
保育園までの10分ほどの道を歩きます。

今朝は空も青く、
空気も澄んで気持ちの良い朝でした。

通りの脇に伸びている低い石垣のあたりに近づくと、
娘はいつも自らよっこらしょとよじ登り、
端っこぎりぎりを平均台のように歩いてみたり、
植え込みの奥の方まで進んで
枯れ葉だらけになってみたり、
寄り道しながら自分なりにミニアスレチックを楽しむのがお約束。
私が早歩きで急ぐ朝以外、
下の舗装された通路をまっすぐ歩くことはめったにありません。

そうだよね、
気の向くままの寄り道って楽しいんだよ。
コレ何かなとか、ココちょっと面白そだなとか。
保育園にまっしぐらに歩くより、
断然楽しそう。

寄り道し放題の娘を保育園まで届けると、
自分が戻るときは今度は早歩き。
電車の時間に間に合わなそうなときは小走り。
速さはいろいろですが、
まっすぐずんずん歩道を進みながら、
ときどきふと、
空を見上げることがあります。
今日の抜けるような冬の青空は、
なんだか心をぐーっと押し広げてくれました。

そして、
寄り道を楽しむ心を、
大人だって本当は持っていたいよなーと
ふと思いました。

でも、やっぱり母ちゃん、
今はそんな余裕ないなあ。

いやいや、
面白そうと思ったらなんでもやってみることが
大人の寄り道なんじゃない?

これって意味あるのかな、とか、
こんなこと私がやっていいのかなとか、
難しく考えすぎないで。
面白そうなら、ちょっと行ってみよう。
もし失敗しても、ちょっとした寄り道なんだし。

と、勝手に納得する帰り道でした。

急いでばっかりじゃ、
きっとつまらないぞ。


2013/12/13

卵タルト

webメディアcakes(ケイクス)
12月13日(金)のcakesにアップします
「とりあえずビール!」という
おつまみ連載を書いております。

最初は簡単なおつまみとお酒の話をのんびりするつもりだったんですが、
結局は自分が今気になっている
ポルトガルのおつまみとワインのことばかりになり、ほとんどポルトガルフード連載です。
自分で作って、自分で撮って、自分で書いて、
毎月第二第四金曜日の更新が
気がつくと1年が過ぎ、
おかげさまで連載30回を過ぎました。
こんなにマニアックな連載を
自由に続けさせていただけて、
cakesさん、ありがとう。

お酒のつまみ&料理で続いてきたレシピですが、
クリスマス直前の12月の連載では、
初めて甘いものを紹介することにしました。

さて甘いもの、
ポルトガル名物の卵タルトとかいいんだけど、
男の人は作らないかな?
と思いきや、担当Dさん(独身男子)は
「作りますよ! 特別なクリスマスなら」って。
おー、彼女に作るのかな、
いいじゃんいいじゃん、
彼の手作りタルトとか、私だったら食べたいなあ。

というわけで、
ものすごく簡単な卵タルトのレシピ、制作中です。
パイはもちろん、冷凍パイシートを使います。
クリームは電子レンジで5分。
だから焼き時間も入れて、
1時間かからないで完成です。

形がヘンなのも、クリームが溢れちゃったものも、
手作りなら魅力になる!
やっぱり焼き立てあつあつの手作り卵タルトは
最高なんです。

2013/12/04

しあわせの青い卵

青のような、緑のような、きれいな色の殻。
コンコン、と割りごたえのある硬さも
特徴なのかな?
天草のお仕事でお世話になったHさんから
お土産でいただいた卵。
「とよんちのたまご」というお店の
アロウカナという種類の卵です。

殻がほんのーり青いんです、
わかりますか?
レシチンにビタミンB、Eも普通の卵の何倍もあって、
とにかく栄養豊富なんだそう。

朝、卵かけごはんにして食べたら、
オレンジの濃厚な黄身は甘くてうま味も濃く、
なめらかな白身がごはんによく絡んで
さらさらさらっと、
あっという間にいただいてしましました。
脇に置いてあった納豆の存在は
すっかり忘れてしまうぐらい。

新鮮な卵って、それだけの味で本当に深いからびっくり。
おいしかったー。
これでカスタードクリーム作りたいなあ。
卵タルトにしちゃおうかな。
でもあと2つしかないからなあ、
やっぱり卵かけごはんかなあ。

うーん、悩ましい!

2013/12/03

冬のポルトガル料理教室

約4時間ほど、のんびり作って飲んで食べて。楽しかった!
はっと気がつけばあっというまに冬、
いつのまにか師走です。
次に我にかえったら、
きっとお正月なんじゃないかな。

矢のように、
光のように過ぎていく毎日ですが、
先週末は久しぶりに、
ワインを楽しむポルトガル料理の教室を
開催しました。

お客様は全員初めて来られる方々で、
料理が大好きなご夫婦に、
女性お2人の4名様。

料理好きの男性Sさんは、
包丁研ぎが得意というほどの料理好き。
質問や感想も、
実に料理好きならではのものばかり。
いいですね、料理が好きな男性って!
日本の未来が明るく感じられます。
家のことができる男性は、
やっぱり頼もしいです。
奥さまもそんな旦那さまの様子を
楽しげに見守っていて。
いいですねー。

Sさん、私が解説しながら料理している間も、
何気なくipadにメモされていて。
前日のゴルフコンペで優勝されて
かなりの二日酔いだったのに、
とても熱心。

そんなSさんいわく、
「メモは忘れるためにするものなんですよ」

つまり、大事な事は全部頭の中にストックせず、
一時的な保管場所としてメモに残すというわけ。
なぜなら、
頭の中は常にフラットな状態にしておきたいから。
フリーでものを考える余地を、
たくさん残しておきたいから。

その場で忘れてもいいために、
留めておきたい事柄を
メモというストック場に保管しておく、
ということなんですね。

言われてみれば、なるほど、です。


鱈ってほんとに便利な魚です。
小骨もなくて、クセも少ないから扱いやすい。
そしてなにより、旬の今はお買い得価格!
今回は前菜2品、
メイン、デザート、食前酒とワインの2杯付き。

気が着いたら写真を全く撮っていなかったので、ゲストのHさんからお写真を借りました。
Hさん、ありがとうございます。

これはメインのピポグラタン。
じゃがいもと鱈、玉ねぎ、牛乳で、
ものすごく簡単に作れるレシピです。
やさしい味で、
二日酔いのSさんも
おかわりしていらっしゃいました。
ちなみに、うちの4歳児も大好き。


ポルトガル料理とワインの教室に
ご興味のある方は、
こちらまでご連絡ください。


2013/11/07

NumeroTOKYO72

とにかくおしゃれピーポーがいっぱい!
Numero TOKYO最新号で、
人気スタイリスト・亘つぐみさんの
ホームパーティ&キッチンと
東京のケータリング事情を取材しました。

亘さん宅の取材当日。
キッチン取材のみのはずが、
生来の図々しさが隠しきれず、
ご厚意に甘えて亘さんのお宅を
あちこち拝見させていただいて、
空間の楽しみ方に刺激を受けまくり。

スタイリングのプロは、
自分の生活空間のスタイリングも
伸びやか&ムリなくラフ、
それでもっておしゃれ感たっぷり。

細かいアイテムは本誌で紹介していますが、
お話を伺って一番の違いを感じたのは
亘さんのお買い物の仕方。
自分が欲しいモノ、好きなモノの見極めがとても直観的で、
外でも家でも、片時もおしゃれアンテナを降ろさない。
というか、降りないんじゃないかしら。

亘さんのおしゃれアンテナは
いつも無意識にピーーーーーーンと張っていて、
たとえば旅先でなんとなく立ち寄った店でも
そのアンテナにかかったものを、
これは今度のパーティでアレに使おうとか、
こっちは部屋のあそこにあんな風に飾ろうとか、
自宅での具体的な使用シチュエーションが
パパッとイメージできてしまうご様子。
いつも、具体性を帯びた買い物って感じです。

モノがたくさんあるのではなく、
選ばれたモノががたくさんある。
この差は大きい。

同じ東京で、こんな風に生活を楽しんでいる方がいると知るだけで、
随分と気持ちが上向きます。
取材帰りの道すがら、
もっと普段の自分の生活空間を楽しく演出しよう、と思いました。
私の場合、花をもっとうまく生かしたいんだなー。
飾り方や花器も、
もう少し意識してみようっと。

亘さんに続く東京ケータリング事情のページでは、
全8つのチームや個人をピックアップし、
料理と空間コーディネートを誌上で披露してもらっています。
同じ予算と条件で全く違う個性が発揮されていて、
どれもオリジナリティがあって楽しかった。

ホームパーティ、開きたいけど料理やあしらいが苦手という人は、
ぜひこのページを参考に、
検討してみてください。

もちろん、自分で開くパーティの
素敵なお手本にもなるはずです。

2013/10/31

『420年前の天草クリスマスディナーin東京』at代々木「クリスチアノ」

上から時計回りに天草風たこごはん、
天草風ポルトガル煮込みのコジード
(白いごはんはコジードのスープで炊いた付け合わせご飯)、
イチジクの天ぷらバニラアイス添え。
うま味パラダイスのような滋味深い料理達!
昨日の昼、
代々木のポルトガル料理店「クリスチアノ」で
『420年前の天草クリスマスディナーin東京』
というプレス向けのPRイベントを開きました。

ありがたいことに、

想像以上に大大盛況でした!

良かったー、

本当に良かった。
ちょっと大げさですが、
これでゆっくり眠れる……。
企画者として、心底ほっとしました。

これは夏頃にポルトガル大使館を通じて、

天草市から受けたお仕事。

東京で、天草のおいしい食材を

南蛮料理(ポルトガル料理)を絡めて
PRしたいという相談を受け、
思いついたのが
天草で南蛮文化が広まった
420年前のクリスマスディナーでした。

420年前、つまり16世紀後半は、

天草に40近い教会やコレジオ(神学校)も建ち、
南蛮文化が浸透していった時期です。
実際、ひと足早く南蛮文化が広まった長崎などでは、
当時流行りのポルトガル風の料理で宴席が設けられたという記録があります。
天草でも、同じように南蛮文化が広まっていたことでしょう。


当時ヨーロッパから持ち込まれた
グーテンベルクの
活字印刷機で刷られた「天草本」にならい、
メニュー名をポルトガル式ローマ字でもご紹介
当時の文書をまとめたものや
南蛮関係の文献なども参考にしながら、
信者や神父達がクリスマスに教会で
食べたであろうポルトガル料理を絞るのは、
難しいながらも楽しい過程でした。

今回料理に使った天草食材は
味の濃い地だこ&干しだこ、
日本最大級の地鶏・天草大王、
脂に独特の甘味を持つ天草梅肉ポーク、
天草育ちの黒毛和牛・天草黒牛、
そして天草のいちじく。

以下、当日のメニュー原稿をご紹介します。


■クリスマス・イヴのメニュー(1の皿)
天草干しタコと天草タコごはん
Arroz de Polvo à Amakusa

天草の郷土料理には、たこや干しだこを米と炊く「たこめし」があり、一説には400年以上前にポルトガル人が残した南蛮文化の名残とも言われています。また、カトリック信者には、クリスマス前日(イブ)は肉食を控えて、代わりに魚を食べる習慣があり、現在でもポルトガルの北部には、イブにタコごはんを食べる家庭があります。




「クリスチアノ」佐藤オーナーシェフ(後列まん中)の
丁寧で誠実でセンスあふれるお料理が、
この会の主役。本当においしかったです。
佐藤シェフ、いつもありがとうございます

 ■クリスマスのメニュー(2の皿)
天草黒牛、天草大王(鶏)、
天草梅肉ポークのコジード・ア・ポルトゲーザ
 ~ポルトガル式ポトフ・天草風~
Cozido à Amakusa

25日のクリスマスは、とっておきの料理を家族で囲むのがカトリックのスタイル。コジード・ア・ポルトゲーザはポルトガルでは大航海時代にはすでに食べられていたという家庭的なごちそう。さまざまな肉や腸詰、野菜を煮て、そのだしで米も煮ます。手に入る肉と野菜、そして日本人の食べ慣れた米でできる、南蛮のごちそうです。

■イチジクのてんぷらとバニラアイス
Figo frito com Gelado de baunilha



天草は日本のいちじく発祥の地。ポルトガル人神父が、ポルトガルから苗木を持ち帰ったと言われています。ポルトガルのクリスマスのデザートには揚げ菓子のスイーツが非常に多く、粉を付け油で揚げる「天ぷら」は南蛮料理の影響というエピソードにちなみました。

と、このような料理をお出ししながら、
食事の時間は料理にまつわる話や当時のポルトガルと日本についてのお話を、
天草市の原田るみこさんと一緒に私もトーク。

つい欲張って長い台本を書いてしまったこともあり、
これまた緊張しました……。

ちなみに、今回参加されたポルトガル大使館のジョアオン参事官は、
「目をつぶるとまるでポルトガルにいるようだよ!」と
嬉しそうに料理を食べていらっしゃって、
見ているこちらも嬉しくなってしまいました。

ワインは乾杯にマデイラワインを、食中にヴィーニョヴェルデを提供。
食後の感想では、とくに女性がマデイラやヴェルデを喜んでいらっしゃった様子でした。
マデイラの独特の芳香や
ヴェルデの爽やかさは、日本人の味覚に絶対と言っていいぐらい合う!
私は今回の経験でまたもや確信しました。

おそらく日本で一番早いクリスマスイベント!?
また、会の冒頭には、
今年の夏に天草で開かれた
国際サンタ会議の模様を、
グリーンランド国際サンタクロース協会
の日本唯一の公認サンタさん、
パラダイス山元さんが登場して
ご紹介いただき、
天草の魅力を伝える強力な仲間として、
イベントを盛り上げてくださいました。


関係者のみなさま、
ゲストで来て下さったプレス関係の方々、
本当にありがとうございました!




ようやく心に余裕が出てきましたので、
ポルトガル料理教室、また開いていきまーす。
私の作るポルトガル料理は、もちろん簡単な家庭料理です。
難しいことはできません。
ご興味のある方は、こちらまでどうぞ。

追記:
いい感じで目立っています!
熊日新聞さんで
翌日早速ご紹介いただいたようです。
パラダイスサンタさんが大活躍!

2013/10/21

30年の300レシピ

現在発売中の「LEE」11月号付録
長谷川京子さんも今は二児のママ。
ロングヘアだった頃が懐かしく思えます
「超人気料理家のベストレシピ300」で、
掲載レシピの選択と
ライティングの仕事をしております。
非常に楽しいお仕事でした!

過去30年に渡る、
くらくらするぐらい膨大なレシピの中から、
2013年10月現在の読者に受けそうな
おいしいレシピを300に絞る工程は、
想像以上に楽しくかつ地道な仕事。
でも、このうえなく発見の多い、
貴重な経験でもありました。

300というレシピ数は、
実際ストックされている全体のレシピの
何%ぐらいになったんだろう。
1割以下は間違いないと思います。
とにかくものすごい数でしたから。
数号ごとにファイリングしてあるブックも
並べるとバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンと。
迫力でした。
第一印象は、
この山、登れるんだろうかという感じ。

レシピと一緒に載っている
料理研究家やシェフのみなさんのお顔写真にも変化あり!
10年、20年と時を経て、ますます素敵になっている。
そしていつまでも若々しいことに心底驚きました。
若いだけでは絶対に出ない魅力を、写真は正直に語ります。

この冊子の担当編集のNさんは、
いつも頼もしいほどの食いしん坊っぷりを発揮していて、
撮影終了後の食べっぷりの良さは、私の知る限り業界No.1。
ケンタロウさんの撮影でも、お墨付きをいただいていたとか。

そんな編集Nさん、
レシピ選択作業中も
「これ、うまそー」
「これ、撮影行ったんですけど超うまかったんですよ」
「あー、これも絶対うまいはず」
「おーっ、これもうまそう」と、
数号ごとにファイリングしているレシピのストックファイルを
まるでメニューでも見るかのよう。
その様子もまた、面白かったな。

そして、
ざっと全体のレシピを眺めてみると、
やはり時代ごとに特徴があるもんだと感じました。
レシピも、写真も、スタイリングも。
あと、タイトルの付け方も。

80年代は、料理ページだけど結構攻めてる感じ。
お酒を添えるスタイリングが多かったり、
洒落たい!もっと本格的に作りたい!という突っ込むレシピが多く、
レシピの内容も細かいし、材料も多め。
家庭で作る、本格もてなし料理の側に意識が向いている感じでした。
バブルな感じもほんのり。

90年代に入ると使う食材に大きな変化が出てきて、
イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ(塊)や、中国の豆豉など、
家庭料理にも本格的な素材を取り入れる傾向が強まってきていました。
調度テレビで「料理の鉄人」が人気だったころで、
プロの料理人も登場回数が増えています。
各地の塩やしょうゆなどの調味料をピックアップするといった、
マニアックな面も出てきていました。
景気が良かったせいもあるんでしょうね、
もっといい素材のものを家庭料理に取り入れてみよう!という雰囲気も感じました。

2000年代は、そういった本格調味料を引き続き紹介する一方で、
昔からある豆や乾物といった和の食材を上手に取り入れてみたいという、
温故知新のような傾向も見えてきはじめました。
食材をあまりいじり過ぎずに料理したいという傾向も出てきて、
蒸し料理や、野菜など素材のうまみを意識したスープ類などもぐっと増えて。
それと、カフェスタイルも流行っていましたね。
スタイリングへの意識も強まって、
盛り付けというよりも、器などアイテムへの感心が強まっている感じでした。

2010年代の今は、さらに食材に温故知新の傾向がある一方、
シンプルな素材で簡単にできる料理を求める傾向が強まっていると感じます。
簡単イコール手抜きではなく、
無駄な工程を極力省いた、
素材を生かすシンプルで素直な料理がいい、というニーズなのかも。
地産地消の意識が高まってきているのも最近の特長だと思います。

調理道具も種類もかなり増え、こだわる人も確実に増えています。
ル・クルーゼやストウブなどの鋳物鍋やフードプロセッサーなども
標準装備になっている家庭も多く、
料理好きな女性(もちろん男性も)の料理は今後もこだわりが深まっていくと思います。

ただその一方で、
基本的な料理をレシピを見ないで作れないという人も
増えているような気がします。
煮物、焼き物など、いわゆる普通のごはんのおかず。
献立を立てるのが苦手という人も多いみたいです(毎日面倒というのはよーく分かります)
だから最近は、基本の料理のような本や献立本が
売れている傾向があるんでしょうね。

私達のまわりには実に多くの料理が溢れていますが、
子供にとって、親の手作り料理ほど意味のある料理はないと思います。
時間や手間をかけずに、
というか、私も日々は忙しくてかなりシンプル簡単料理が多いのですが、
冷凍やストック(常備菜)などのアイデアもひねりながら、
子供にはできるだけ、家庭の味を味わって育ってほしいと思います。

なんだかんだ言っても、
お父さんやお母さんが作る料理に勝る料理なし!
仕事が忙しくて大変なママも
家庭料理、ほどほどに頑張りましょう。
ときには外食や買ってきたもので息抜きしながら、
いつのまにか子供にリクエストされるような
ママの定番料理ができれば最高ですね。

私もこの夏は麺ばっかりだったから、
秋冬はちゃんとおかず作ろうっと。
ま、なんとなく酒のつまみっぽくなっちゃうんだけどね、
それも母ちゃんの味なのさ。

2013/10/05

ケータリングフードの世界

食べてる途中であわてて撮りました。
エディブルフラワーのあしらいが効いてます
東京はケータリングフードがホットですね。
いやーびっくり。

某ファッション誌で、
ケータリングフードを取材中です。

おしゃれでおいしい、
おしゃれで健康、
おいしくておしゃれ、
楽しくておいしい、
ヘルシーでおいしいなど、
味もスタイリングもさまざま。

ケータリングフードは、
まさにセンスの世界です。
味もセンス、
スタイリングもセンス、
食べものの扱い方もセンス。
フルオブセンス!

いろんな味に出会いましたが、
今の私にビシビシ来たのは
「中目黒REDBOOK」
井上愛さんのケータリングフードのひとつ、
野菜のムースのカナッペ。

左からパプリカ、
ブロッコリー、
ハム。

とくにパプリカが味も香りも食感も
ビジュアルも好きです。
なんともやさしい色。

井上さん、これ、バケツ1杯いけちゃいますよ!


2013/09/18

第2回ポルトガルワインフェス!

会場はワインの香りでいっぱい
 9月14日土曜日の午後、
千代田区の3331 Arts Chiyodaで開いた
「第2回ポルトガルワインフェス」は
集まったお客様125名!
おかげさまで大盛況でした。

年齢も幅広く男女も半々ぐらい、
ポルトガルに詳しい人も
今回が初めての人も、
いろんな方に興味を持っていただけて
主催者としては本当に嬉しい限りです。


ヴィーニョヴェルデのミニサイズ!
4本セットでかわいいパッケージ入り。
私も買いたかったけどすぐ売れちゃいました




今回のメインイベントは
ポルトガルワインを得意とするインポーター5社による、
試飲と販売。
前回、飲んだワインをその場で買って帰りたいという方が
多かったので販売も同時に行いましたが、
どれも人気で売り切れ続出でした。
買えなかった方、ごめんなさい!
次回はもっと用意しますね。


ワインはポルトガルの赤、白、緑(ヴィーニョヴェルデ)、
そして酒精強化のポートワインやマデイラワイン、
サクランボのリキュール・ジンジーニャも揃いました。


開場前の、あるインポーターさんの準備の様子。
何もないテーブルがたちまち賑やかに!
このテキパキした感じがプロですねー


イワシ缶やはちみつなどの食材もおいしいんです
さらに、ワインだけではありません。
ポルトガルの食材も販売しましたが、
どれも大人気で
あっという間に売り切れてしましました。

私はとくにこの緑のイワシ缶が大好き。
とにかくイワシが大ぶりで
味もしっかりしておいしいんです。
漬けているオイルも質の良いものなので
オイルごと使えるのもうれしい。
今回はイワシのフレーク「ザラガトーア」を
カナッペにして、
写真のようなおつまみに使用しました。
このイワシカナッペ、
複数の方にレシピを聞かれました。

レシピはですね、
 cakesで連載している『とりあえずビール!』というコラムの
第9回でご紹介しています。
ご興味があればぜひ覗いてみてください!

ちなみにこの連載では
ポルトガルのおつまみや料理を
よくご紹介しているのですが、
そのcakes担当編集のみなさんも
この日は遊びに来てくれました。
みなさんほろ酔いのご機嫌で帰られた模様。
そんな後ろ姿を見送るのも、
なんだか楽しかったなあ。







「いいっすね!」「あざっす」的なやりとりも



そうそう、ワインフェスというと
女性が多そうなのですが、
このポルトガルワインフェスは男性も多い!
しかもイケメン率が高かったです。
どうしてだろう。
ワイン好きのイケメンを探している女性は
ぜひ次回も参加してみてください。
外国の方もちらほらいらしてましたよ。
朝から仕込んだ肉4キロ焼きました




そしてワインに欠かせないおつまみを
もうひとつ。
今回も『ポルトガル食堂』こと私が
楽しく作らせていただきました。

こちらはポルトガルのおにぎり的存在
「ビファーナ」。
ピーマンペーストやにんにく、ワインで
下味をつけた豚肉を焼き、
カルカッサというパンに挟みます。
パンは洗足の『ワルン・ロティ』特製です。


会場に遊びに来たポルトガル人のお客様から
「これおいしいね」と言われてほっとしました。
ちなみに上にあしらったオリーブも、
ポルトガルのおいしいオリーブです。
ソムリエ馬場さんと馬田のダブルBコンビ

さらに、今回からポルトガルワイントークも。
ポートワインソムリエコンテストの
優勝者でもあるソムリエの馬場さんと、
さまざまな写真をお見せしながら
ポルトガルのワインについて
楽しくお話しさせていただきました。
ほんと、楽しかったー。



ボトルのカバーは籐の手編み。
とってもやさしい印象です






左の籐で編まれたボトルに入ったのは、
酒精強化されたマデイラワイン。
初めて飲まれておいしさにびっくりされた方が次々購入され、
こちらもあっという間に売れてしまいました。



どれが自分の好みか、さー、味わって考えよう!

















私は普段、
編集やライターの仕事で
ワインの試飲会などに参加する機会に恵まれるのですが
試飲会って楽しいんです。
知らないワインをいろいろ味わえるわけですから、
楽しくないはずがないです。

だったら、ポルトガルワインで試飲会イベントをやってみようかな、
と思ったのが始まりです。
もっと多くのワイン好き&食いしん坊の方々に、
ポルトガルのワインを知ってもらう試飲フェスを開こう、と。
いろんなワインや食材、そして人が集まると、
それだけで楽しいに違いない、
そして実際楽しかった!

思った以上にお客様に集まっていただけて、
ちょっと会場が狭く感じられた方もいたかもしれません、
そこは次回考えます。


ポルトガルワインインポーターのみなさん、
私の大切な友人とその家族の力で
ワインフェスも盛り上がり、無事お開きとなりました

さ、次回は来年のいつ頃にしようかなあ。
春?
夏?
秋?

参加された方もまだの方も、
次回をお楽しみに!

そしてワインフェスに参加されたみなさま、
改めて、
ご参加ありがとうございました。

2013/09/11

第2回ポルトガルワインフェスのワイン勢ぞろい。

ワインの説明って本当に難しい。
ブドウの名前ばかり言われても自分自身ピンとこないし、
○○の香りの羅列もつまらない。
今回は個人的に、16番の紹介が好きです
第2回ポルトガルワインフェス、
無事参加ワインも決定し、
紹介パンフレットも入稿完了。
あとは刷り上がりを待つだけです。

今回は無料26種類、
有料2種類。


こんなにいろんなポルトガルのワインが
一度に飲めるんですから、
楽しくないわけがありません!

しかも有料ワインも希少なものが登場。
私も飲み過ぎに注意しないとです。


仕事の合間にパンフ作りは
かなりきついものがありますが、
同時にポルトガルのワインを紹介できる
嬉しさもひしひしと感じる私。

フランスも、イタリアも、スペインも、アメリカも、
おいしいワインは世界各地にいろいろあるけれど、
歴史的なつながりや、
気候風土、出会った人たち、眺めた景色などを思い浮かべると、
やっぱりどうしてもポルトガルびいきになります。


ワインの味を決めるいちばんの要素は、
飲む人の思い入れ。
ワインの背景にある人や出来事、飲んだときの特別な記憶。
そんなところにあるんじゃないかなあと、
しみじみ思ってしまう。


まだまだ小さいイベントですが、
参加した方のどこかにおいしい引っかかりを作ることのできる、
楽しいきっかけになることを願って。

まだまだ準備頑張るぞ!

2013/09/09

「ポルトガル食堂」at巣鴨ギャラリーアシェット

初対面の方が集まっても、
自然と場が盛り上がるのはワインのおかげでしょうか。
だいぶ日が経ってしまいましたが、
8月18日、
巣鴨のギャラリー・アシェットにて
ポルトガルワインとおつまみを楽しむ会
「ポルトガル食堂」を開催しました。

おそらく35度を超えていたのではと思う
盛夏の昼下がり、
10名のお客様と楽しくお話ししながら
ワインもたくさん楽しみました。


おつまみは3種。

1.鶏のピリ辛モツ煮 
Pipis(ピピッシュ)
2.いわしと玉ねぎのマリネ 

Zaragatoa(ザラガトーア)
3.パプリカサラダ

salada de pimentos(サラダ・デ・ピメントス)


ワインも3種。

1.ニーポート ホワイト 
2.ポンテ・デ・リマ ヴィーニョヴェルデ アダマド 
3.ニーポート エトカルタ2010 

この日の1番人気は
1のポートワインの白。
炭酸で割ってミントを浮かべ、
ポートニックにしたら大大大好評でした。
モヒート的な爽やかさとブドウの甘味で、
飲みやすいんですよね。
そして、ポートワインは20度近いアルコール度数があるので
結構簡単に酔えます。

作ったり話したりで料理撮り忘れちゃいましたが、
イワシを使ったザラガトーアが特に人気でした。

「ポルトガル食堂」、夏の出張イベントのご報告でした。






2013/09/05

第二回ポルトガルワインフェス開催のお知らせ。

ポルトガル取材で撮った写真を、
友人のデザイナー・本山布美子さんが
味のあるフライヤ―に仕立ててくれました。
「第二回ポルトガルワインフェス」
を開催いたします!

3000円で、30種近いポルトガルワインが試飲できます。なんということでしょう。

Festival de Vinhos de Portugal Vol.2 
第2回ポルトガルワインフェス


日時/2013.9.14(土) 

14:00~17:00(受付終了16:30)
場所/アーツ千代田3331 1Fラウンジ http://www.3331.jp/


住所/東京都千代田区外神田6丁目11-14
銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分


入場料/予約3000円 当日4000円
      ポルトガルのおつまみ+スイーツチケット500円(購入予定の方は予約の際におつまみチケット希望とお書き添えください)

予約/ポルトガルワインフェス事務局 vinhofes@gmail.com(担当:馬田)

お連れの方がいる場合はその方のフルネームもお願いいたします。

主催/ポルトガルワインフェス事務局
協賛(敬称略)/『木下インターナショナル株式会社』『播磨屋』『メルカード・ポルトガル』『ポルトガルワインの崖の上』『アデカ』『荒井商事株式会社』
後援/ポルトガル大使館 ポルトガル投資貿易振興庁 社団法人日本ポルトガル協会


★ポルトガル各地のワインを試飲(約30種を予定)、購入できます。

★購入希望の方は現金をご用意ください。
★ポルトガルのおつまみやお菓子もご用意があります(有料チケット制)。
★スペシャルワインのグラス有料試飲があります。
★馬場祐治氏(ソムリエ。1998年ポートワイン ソムリエコンテスト優勝)と馬田草織(編集者・ライター。『ようこそポルトガル食堂へ』著者)によるポルトガルワイントークを開催予定(14:15~と15:15~の2回、各15分程度)。


緊張しつつも楽しみです。
馬場さんのトークも楽しみ!
今回も「ポルトガル食堂」(つまり私です)が、
敏腕スタッフとともにおつまみたくさん仕込みます!
おつまみチケット分以外にも、スペシャルおつまみ準備しようかな。
100人分達成なるか!?

はー、イベント前はなかなか落ち着きません。
ドキドキ。



2013/08/24

ポルトガル料理教室『ポルトガル食堂』・夏メニュー

ポルトガル料理教室『ポルトガル食堂』、
口コミにより
おかげさまで回を重ねております。


毎回お客様とずーっと話をしながら
料理をお出ししていますが、
これが思っていた以上に楽しい!


ポルトガル料理についての説明も、
毎回話すうちに頭の中で考えが整理されてくるので、
文章にするときもクリアになります。









cakesというwebメディアの連載メニューです

この夏のメニューは、
ポルトガル風ガスパチョ(冷製パスタ仕立て)と
鶏手羽にピリ辛ポルトガルソースを塗った
チキンピリピリの2品。


あつあつ、ピリ辛です








ワインは
ポートワインの白を炭酸で割った
ポートニックと、
ポルトガルの緑のワイン
ヴィーニョヴェルデで展開しています。











何をしている瞬間だったっけ?


先日は、銀座の美容師のみなさんが
いらっしゃいました。

やっぱりみなさん、
普段からおしゃれですねー、
華やかですねー。
私の気持ちもなんだか上がりますねー。
これって、おしゃれ女子とデートする
男子の心境?


何よりご自分の雰囲気の掴み方が
絶妙に上手。
自分をしっかり
スタイリングできているのです。
ラフだけど、いい感じ。
んー、おしゃれ上級者の境地。
力が入っていないようで、
雰囲気十分なんて。
ファッション誌のモデルさんではないですか。


ヘア、服、アクセサリー、靴と
頭からつま先までフルバランスがばっちり。
ドアを開けた瞬間から、
みなさんの身につけているいろいろが
気になって仕方がありませんでした。

今度は私が
スタイリング教室を開いてもらいたいと思いました。

ちなみに『ポルトガル食堂』は
お1人4000円で3名から受付中。

普段の仕事を調整しながらですので、
不定期で開催しております。
ご興味のある方は、
まずはこちらまでメールをどうぞ。