2016/05/24

たまねぎビスケット

でき上りはおじいちゃんおばあちゃんお友達にプレゼント。
母のワインのおつまみ分もよろしいか?
週末、小2の娘と、ときどきおやつを作ります。
わが家のおやつバイブルは、
なかしましほさんの「おやつですよ」という本。

もともと娘が生まれる前に、

素朴で親しみが持てる内容に魅かれて自分のために買ったのですが、
最近では私より、娘の方が熟読しています。
とびきりホットケーキやむちむちクラフティは

もう何度作ったことか。


今回は、たまねぎビスケットに初トライ!

私の手伝いは3割どまりで、
量ったり混ぜたりするのは娘の役割に。


でも、子どもの手際がもたつくと、

ついイライラしちゃうんですよね、母親って。
大人げないし、
そんなの余計なお世話とわかっていても、
どうしても口出ししたり、
つい手出しをしてしまいそうになる。
ダメですよねー。
だって子どもは、
お菓子作りを楽しんでいるんだから。
遊びの延長、いや、100%遊び。
ヘンな話、きちんとやらなくったって全然いいわけです。
でもね、仕事柄ついつい余計なお世話をしがち……。



大人気のお菓子の本です

そこで最近は、
私は横でワイン飲みながら、
言われたら手伝うことにしています。
そうすると、気がまぎれます。

さて、焼き上がった玉ねぎビスケットのお味ですが、
いきなり美味しかった!
なかしましほさんのこの本は、
ご本人が何度もつくっているという
定番おやつがそろっているから、
レシピに無駄がない。
何度も作っているものだから、
美味しいレシピに正しく簡略化されている、んだと思うんです。

だから、小学生の初心者がつくってもちゃんとおいしい!
イライラしがちなせっかち母も、
安心できるんです。

次は何を作ろうか。
ひそかにワインと合うものを勧めようかと。
それもまた、非常に余計なお世話なわけですが。

2016/05/17

5月14日ポルトガル食堂at川口キトハルト

先週末の14日土曜日は、
川口駅そばにあるカフェ「キトハルト」にて
出張ポルトガル食堂を開きました。

気持ち良いお天気で日中の気温も20度越え、

まさにヴィーニョヴェルデ日和。
お店ぎりぎりいっぱい、
19名のお客様に参加いただきました。

オレンジとにんじんのサラダ&たことひよこ豆のサラダ


キトハルトのオーナーは

編集部時代の大先輩のSさん。
チームを組んで、数えきれないほどの料理ページを
何度徹夜したことか。
あの先生、この料理家にあのシェフ……。
ひたすら鍛えられたなあ。
そんな時期をご一緒した、
戦友のような先輩でもあります。

それにしても10年以上前の編集部員当時、

先輩が後に地元でカフェを始めることも、
私が間もなく独立してフリーランスでライターをしながら
ポルトガル食堂を始めることも、
全く想像できなかった。

人生どっちの方に向かって走っているのか

本人すら想像できないってことですね。
雑誌のページは編集できても、自分の人生は編集不可能。
だから面白いし、飽きない。まさにギャンブル!




当日のメニュー

イベントは、

着席でポルトガル料理を楽しんでいただきつつ、
ご用意した5種のポルトガルワインも
自由に飲み比べできるシステム。
季節柄、緑のシュワシュワと爽やかなヴィ―ニョヴェルデが主役でしたが、
実は今回一番注目を浴びたのが、
1本だけご用意したマデイラワイン。
まず、珍しいです。
だから、ワインが好きな方なら絶対気になる存在。



バーベイトのミディアム・スイート

ワインが大好きというある男性客は、

ひと口飲んだとたんに「うまっ!」と叫んで、
それを聞いた私は
思わずキッチンで小さくガッツポーズ。

その方の一言をきっかけに、
私も飲んでみたいというお客様がどんどん増えました。


マデイラワインはいわゆる酒精強化ワインといって、
作り方がちょっと変わっています。
ぶどうの糖分がアルコールに完全に変化する前に
蒸留酒を加えて発酵を止めるので、
ワイン自体に自然で上品な甘さが残る。
これが、一番のポイント。
さらにマデイラの場合は、
エストゥファ方式(人工加温熟成)で
熟成中に熱を与えます。
つまり、温めるのです。
この醸造方法は世界で唯一無二。
だって、あっためちゃうんですよ!なんて掟破りな。
これは、大航海時代にワインを船で運んでいた頃の
歴史が大きく影響しています。

そののち樽で熟成させて…と続くのですが、

今回お出ししたミディアム・スイートは
3年間の樽熟を経ています。
飲んでいただければ分かるのですが、
口当たりが柔らかいけれど豊潤さもあって、
甘露なぶどうのしずくといった感じ。
「うまっ!」と叫んでしまうのもよくわかります。

以前、ポルトガルワインのフェスを開いた時もそうでしたが、

ワイン好きが必ずはまるのが、この酒精強化タイプ。
他にはない豊潤さがあって、
味も香りも深くて飽きない。

次回の出張食堂でも、マデイラワインや、

同じ酒精強化仲間のポートワインをお出ししようと考えています。
知らないおいしさに出会うのって、
楽しいですからね!

例によってイベント中はてんてこ舞いで全く写真が撮れませんでしたが、

たくさんの方と料理やワインのお話ができ、楽しかった。
中でも一番うれしかったのは、
おそらく会場で最年長の
素敵なおばあさまに「ベリーグッド!」とお言葉をいただけたこと。
人生の大先輩ににっこりしていただいて、
帰りのお酒が本当に美味しかったです。

次回の出張ポルトガル食堂は、

西荻窪364で7月の30日、31日の予定です。

また、次回のポルトガル食堂は6月18日です。

毎回お一人参加の方がほとんどですが、
帰りごろにはすっかり話が盛り上がっているのがいつものパターンです。
ご興味、ご質問のある方は、こちらまでどうぞ。

2016/05/16

育児の季節~4年前のブログから

4年前、娘が3歳の保育園児だったころに書いて
アップし忘れていたブログを見つけました。

当時は寝かしつけながら寝落ちする毎日で、

早朝4時ごろから原稿を書くのが普通になっていました。
当然辛いです。

そして頑張りまくっていたある朝、
ちょうど娘の芋堀り遠足の当日、
お弁当を作りながらめまいで立てなくなり
世界がぐるぐる廻ってまっすぐ立てない状況が続き、2日間寝込みました。
ストレスがリミットを超えると、私の場合メニエールの症状が出て三半規管が壊れます。
それをすっかり忘れていました。

あれから4年経ちましたが、

日本の社会は少しは子育てしやすくなっているのだろうか。
そうは思えません。

少し前に総理大臣にも影響を及ぼした
保育園落ちた、日本死ね!のブログの内容は、
もし7年前に私が保育園に落ちていたら、
全く同じことを考えただろうと思う内容でした。
100%共感。
ああいう怒りがもうずいぶん前から見えないところで毎年噴出していたけれど、
役人や政治家が数字だけで社会を俯瞰するだけでは、現状を知る由もない。
だから働く母親をやっている人からすると、
今更ともいえるような遅いタイミングで、初めて明るみに出たのでしょう。
ぶつけようのない激しい怒りという、途轍もなく大きな力が働いて。
ようやく。

育児と介護の現場をもっと真剣に考えないと、
日本社会はこの先怒りで大爆発してしまうのではないかと思います。
活躍をうたう前に、
普通に生きるために必要なことは何か、
もっと普通の暮らしを掘り下げて政策を考えて欲しい。


今辛い思いをしている働くママに、
エールとともにアップします。


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2012年8月wrote


「人生を80年とすると、尚子の人生は半分も経っていません。

時間に例えるとまだ午前11時ぐらいです」

人生を24時間の時計にたとえ、
当時30代後半でマラソン選手の現役引退を宣言した
高橋尚子選手に、
尚子さんのお父さんはこんな言葉を贈りました。
これを聞いたとき、私も同じような年齢だったので、
とても印象に残っています。

いままさに人生の真昼あたりにいる私は、

同時に子育て真っ最中。
これから人生の夕方頃まで、
子育てと仕事を並行していくイメージです。
きれいな夕日が見える時間まで、
時間の使い方とにらめっこしていくわけですが、
これってつまり今まで以上に、
周りの人達にご協力いただきながら働くわけでもあります。

フリーランスの私の仕事スタイルは、
基本的に9時オープンの18時半クローズ。
自宅のPCをオープンすれば、自分の事務所もオープン、という感じです。

でも18時半以降もやり取りが必要なときが多々あります。
そんなときは、緊急でない限り、娘を寝かしつける22時以降に
電話やメールのやりとりを再開します。
このとき、寝かしつけた自分が
うっかりそのまま眠ってしまわないように注意しないといけないのですが、
絶対寝ちゃだめなときほど、
ハッと落ちていることがある。
昔は朝寝坊して「しまった!」でしたが、
今は夜早寝して「しまった!」というわけです。


小さい子供がいると、
自分が自由に働ける時間はどうしても限られます。
というより、無になります。
取材や撮影で外にいる時間が長いと、
仕事の原稿を書く時間がほとんど取れない日もある。
そんなときはつい「前は良かったなあ」と思ってしまったり。
だって、帰宅後すぐに子どものお迎えに走ることもなく、
夕食の支度や後片付けなどをする必要もナシ。
好きなだけ取材して、
食事の時間も気にすることなく、
好きなだけガンガン書いたり調べたりできたから。

子どもが生まれるまでは、
全部ひとりの時間だったので、
とにかく昼も夜もほとんど仕事に関することに
時間を使ってきました。

食事はほんとにラフで、
夕飯は深夜の飲み屋で打ち合わせと兼ねたり、
あまりにも疲れているときは、
会社の机で、柿の種とお茶だけで済ませたこともありました。
自由。
そして、それが当たり前でした。

仕事の時間の使い方も、

子供を持つ前と後ではかなり違ってきました。
以前は取材から戻る夕方からが正念場。
だから、18時に仕事を切り上げて急いで帰るママ編集の先輩には
「帰るの早っ!」とびっくりしていました。
だってその先輩は、
出産直前まで編集部で私と同様に深夜残業しまくっていたんですから、
ギャップにびっくりです。

でも、実はその先輩は誰よりも早朝から仕事をしていました。

だからしっかりまわっていたし、
その人のページは十分に面白かった。
つまり、仕事をうまく進めるのは、
本人と周囲の対策の立て方次第ということでした。
会社は女性が多い編集部でママ編集者も多く、
他の職場よりは理解があった方だと思います。
それでも、一度家に帰って再び編集部で仕事するなど、
今自分が母親になってから考えると、
先輩、相当頑張っていたんだなあとわかります。

とにかく、仕事と育児の両立は、
会社や家族の協力がなければ、
本人がいくら頑張ったって実現不可能。
無理です。
これはもう、きっぱりと断言できます。
だからまず最低限の基本として保育園は絶対に必要。
人間が水と空気がないと生きていけないように、
未就学児を持つ女性労働者は、保育園がなければ活動できません。
(それなのに、子どもが保育園に入れるかどうかで心底悩むなんて、国の対策があまりにお粗末すぎる)、
会社の理解や家族の家事育児労働の分担も、
なければ母親がいつか過労で倒れるだけです。
周囲に理解のない環境で仕事と育児を両立しようと奮闘するお母さんたちは、
ブラック企業に勤めるのとなんら変わりません。

仕事や育児が忙しかったり大変でも、
やる気はあるし、頑張りたい。
ただし、いつも不安を抱えて仕事や育児はしたくない。
周りの目が温かいか冷たいかで、
その人が抱えるストレスは天地の差になります。
温かいまなざしがあれば、人は結構頑張れるし、
不安も感じない。

子育てしながら働くことに母親が不安を感じない社会に、
日本はもっと変わっていかなければ、
母親も子供もちっとも幸せを実感できない。
父親の労働時間も効率よくして無駄な残業を課さないように、
社会の常識をどんどん変えていかないといけない。

乳幼児がいる家庭では、
父親も早く帰って、家事や子育てを分担するのが当然という空気にならないと、
日本の社会はちっとも成熟しないと思う。
今は母親の犠牲があまりにも多すぎると感じます。
せめて身体や心を壊さないように、
子を持つ働く女性が、仕事と母親業を兼業できる社会を強く求めます。

元気な心と身体で、
キレイな人生の夕日を見たいなあ。
子どもの成長した姿を、
ワインとかゆっくり飲みながら。

子育ての環境が、もっと良くなることを祈りつつ、

今は毎日頑張るのみ。

2016/05/12

dancyu6月号「甘い生活。2回目」

発売中のdancyu6月号は甘いもの特集。
私は渋谷にある焼き菓子店「チリムーロ」にお邪魔し、
シェフでオーナーの竹下千里さんと彼女の焼き菓子を取材しました。


進藤恵子さんのイラスト。あんこの質感がすごい!


一度行きたいと思っていながら渋谷の猿楽町方面に縁がなくて、
訪ねるチャンスがなかったお店。
だから今回取材で伺えてうれしかった。

チリムーロの焼き菓子は、半年ぐらい前のとある撮影現場で頂いた
出会いのひと口が衝撃的でした。

差し入れられたバナナカルダモンケーキとスパイスチーズケーキを
何の気なしにひと口ずつ食べて、
二噛みぐらいしたところで思わずケーキのかけらを二度見。
なんじゃこりゃ~!(古くてすみません)ですよ。

ひと言で言えば、お酒が飲みたくなる焼き菓子。
スパイスや洋酒と甘さのバランスがすれすれで、
脳裏に焼き付く味でした。


みるからに!

こんなぶっ飛び焼き菓子、どんな方がつくっているのか。
取材前から想像が膨らみます。
実際竹下さんにお話を伺うと、焼き菓子の味と彼女のものの考え方がどんどんつながって
私の中でガッテンボタン押しまくりです。


譲れないものがはっきりしている女性は、
姿がかっこいい


ものを創る人の苦悩のひとつに、オリジナリティの追求というものがありますが、
彼女の場合、そもそも何かに縛られないし、とらわれている様子がない。
天晴なほど自由奔放です。
本来お菓子は決まりごとが多くてなかなか冒険できない食のジャンルだと思うのですが、
ラテン系のような構え方に、憧れすら感じる……。
やってみなきゃわからないじゃない!って感じで、
アイデアを形にする実験を楽しんでいるかのよう。

実際、ご本人が楽しんでいると言っているわけで、
その奔放さが味に出ていた、というわけです。


それから、お店の内装も個性的。
アンティークショップのような古着屋さんのような、
捉えどころのない心地よさ。
それがまた、お菓子に合っている。
なんかいい、の見本

行かれる方、ちょっと迷ってしまうかもしれませんが、
近くなるといい香りが漂ってくるのでご安心を。

私もまた買いに行こう!

2016/05/11

4月30日の[ポルトガル食堂]タスキーニャスタイル!

鯵か空豆か、主役を最後まで悩みましたが
新鮮さで鯵!
GW前の出来事ですが、
4月30日に開催しました「ポルトガル食堂」
Tasquinha(タスキーニャ)スタイルには、
10名の方々にご参加いただきました。
改めて参加されたみなさま、
どうもありがとうございました!


4月30日のメニューは



1.緑の卵 Ovos verdes
2.たことひよこ豆のサラダ Salada de Polvo
3.鱈とじゃがいものピポグラタンBacalhau a Ze do pipo
4.小鯵のフリット Carapau frito
5.トマトご飯 Arroz de tomate

でした。

最初に写真を撮っておけばいいのに、
料理し始めると全然余裕がなくなるので、
毎回1枚も撮れずに終わります。








おこげも人気でした

いや、待てよ。今回は1枚だけある!
トマトご飯の鍋を下げたときに、
きれいに食べていただけたので
思わず鍋中を撮ったものが。

どんな料理か気になる方は、
ぜひ食べに来てくださいね。

ワインはもちろん、

すべてポルトガルのもの。
初夏におすすめのヴィーニョヴェルデを中心に7種類。
今回のラインアップは以下の通り。












1.カザルガルシア/ヴィーニョヴェルデ(緑ワイン)
北部の伝統的なレース模様をモチーフにした愛らしいラベル。微発泡の爽やかさにフレッシュな香り、すっきり軽やか。


ヴィーニョヴェルデの大定番

 2.カザルガルシア ロゼ/ヴィーニョヴェルデ
ヴィニャオン、アザルティントなど、ポルトガルの品種のみでつくられた辛口ロゼ。ピンクのシュワシュワした泡とベリー系の華やかな香り。
華やかな香りできりっと辛口

3.モウラス エア Mouras air/ヴィーニョヴェルデ
霧のように細かい泡が溶け込む微発泡オーガニックワイン。グレープフルーツのような柑橘系の爽やかさと風味が夏向き。辛口で和食にもよく合います。



蝶のエチケットは羽が浮いて立体的になる。
ロマンチック!
 4.ツイン・ヴァインズ/ヴィーニョヴェルデ
ワイナリーの双子の娘の誕生を祝ってできたワイン。ライムグリーンの色調に、メロンやライムなど南を思わせるいきいきした香りが特徴。バランスの良い酸味でボトルも華やか。



華やかなボトルが、
テーブルを盛り上げてくれます



5.バスコ・ダ・ガマ エシュプマンテ レゼルヴァ ブリュット/赤 スパークリング

ポルトガルバイラーダ地方の地元品種100%のスパークリング。スパイシーな果実味、穏やかに調和するタンニンに、泡が溶け込むクセになる味わい。

泡の赤は、今回かなり人気の1本でした。
名前からしてインパクトがあり。
飲むとクセになる赤のシュワシュワ~




6.カサ・デ・モウラス ティント2011/赤

オーガニック製法。果実味豊かでコクのある、なめらかな辛口。サクランボやイチゴのようなベリーの風味、程よいタンニンで余韻も長い。

好きすぎる赤

7.マリアナ ティント/赤
南部アレンテージョ地方で太陽をいっぱい浴びて育てられたぶどうでつくられる、フルーティーで飲みやすい赤。程よい酸味と干しぶどうのようなニュアンス。
肉やトマト系に合う、
誰にでも好かれる明るい赤

全部制覇される方も多く、今回も気持ちよくボトルが空きました。

いつもより軽いサーブだから、いろいろなワインを試せるのが
タスキーニャスタイルの楽しいところです。

さて、今週末は川口のカフェ「キトハルト」

にて、出張ポルトガル食堂を開きます。
おかげさまで、既に満席だそうです。
メニューも決まったし、楽しみ!

次回の「ポルトガル食堂」は6月18日(土)を予定しております。

通常の着席スタイルです。
ご興味のある方はこちらまでどうぞ!