2012/11/21

寒い日のおつまみに「ピポグラタン」

うーっ、寒くなってきましたね。
「冬が来るぞー!」
いよいよ寒さが増してきたと感じると、
思わず言いたくなってしまいます。


それにしても、

夏が来るぞー!ならなんとなくワクワクするけれど、
冬が来るぞー!だと、どうもワクワクしにくい。

空気がきれいになって景色がきれいだとか、

コートやセーターのおしゃれが楽しいとか、
グツグツの鍋がうまいとか、
熱燗キューっとがいけるとか、
プラスの面もあるにはあるけれど、
でもやっぱり、
寒いのはいやだなーという気持ちは隠しきれないのです。

そんなわけで、冷えて疲れて家に帰ったら、

ほっと体があたたまるものが食べたい。


ワインは「カポエイラ」というポルトガルの白。
魚介系の料理によくあいます。
ラベルのガロ(雄鶏)もかわいい。


私が最近よく作るのは、この写真の料理。

「ピポグラタン」です。

元はポルトガルの干しだらを使った料理で、

正式な名前は
「Bacalhau a Ze do Pipo(バカリャウ・ア・ゼ・ド・ピポ)」
訳すと、ゼ・ド・ピポのバカリャウ(干しだら)料理、という感じ。

ゼ・ド・ピポは、かつての有名料理屋の主人のニックネーム。
彼の考えたこのレシピはポルトガル各地で人気を呼び、
全国的な定番料理になったそう。
家庭でもレストランでもよく見かけます。

ちなみに「ピポグラタン」は私が勝手につけた名前です。
ピポって音が、かわいらしい雰囲気。
でも、ゼ・ド・ピポって、実際はどんな顔した人だったんだろうか。
いかついおじさんかな。

以前お邪魔したポルトの家庭でも、
大勢が集まる食事の席に大きな器で登場し、
そのボリュームにたじたじになったことがあります。
ほら、ドーン!




マッシュポテトの海で泳ぐ、バカリャウ(干しだら)。

そんな第一印象でした。

さて、私のレシピは干しだらの代わりに甘塩のたらと、

じゃがいもをメインに非常に簡単につくります。

それから、
このグラタンには大事な大事な隠し味があります。
それは……

詳しいレシピは、
cakesに連載中の「とりあえずビール!」でご紹介します。
明日11/22(木)にアップしますので、
ぜひ覗いてみてくださいね。

つまり、よかったら連載見てくださいねというお招きなのでした。


隠し味、気になります?

みなさんの冷蔵庫にもきっとある、アレですよ、アレ。
ムフフ。