2021/08/17

cskes連載「ポルトガル食堂」ガスパショ・ア・アレンテジャーナ

cakes連載「ポルトガル食堂」更新しました。

「ガスパショ・ア・アレンテジャーナ」

スペインのガスパチョ、ポルトガルのガスパショ、
どちらもよく似た名前で材料はほぼ同じですが、大きな違いがひとつ。
ポルトガルのそれは、野菜をミキサーにかけません。
ざくざく刻んだ野菜とにんにくやビネガーなどの調味料を合わせたら、
冷水でスープに仕立て、食べる直前にパンを加えます。
ひんやり冷たい飲むサラダといった感じで、これ、猛暑にぴったり。


私は冷水を冷たい炭酸水にすることも多く、こうするとさらに新食感で面白い。

合わせるワインは、ミネラリーでするする飲める、うまみの詰まった白。
土着品種のぶどうを複数種使い、ローマ時代から使われている陶器の壺アンフォラ(ポルトガル語でターリャ)で自然醗酵させたワイン。なるべく人の力を介さず自然な作りをという想いから、自然酵母の発酵で低抽出など、こだわりまくっています。
そしてフレッシュな酸。夏の料理を引き立てます。しかもたっぷり1Lボトル。



「ロシン フレッシュ・フロム・アンフォラ “ナット・クール” ブランコ 1000ml (白) 2019」3190円(税込)