とくに電車の中のジメジメがすさまじい!
最近はラッシュ時間に乗ることはあまりありませんが、
会社員時代はいつも恨めしい気持ちでいっぱいでした。
だって、薄手のシャツなら電車に乗っている間に
じんわ~り適度に湿って、着替えたいぐらい。
肌にピッタリ付く気持ち悪さったらないです。
不快指数1000%。
あのサウナのような状況は、
ほんとになんとかならないのか!
働く前にクタクタじゃん!
と何度思ったことか。
だからこんな時期は、せめて仕事帰りに何か辛いものでも食べて
お口の中をカーッとさせて、すっきり気分になりたい!と思う人が多いよう。
大好きな浅草のベトナム料理店もタイ料理店も
連日予約でいっぱいです。ちっとも食べられません。
仕方がないので自分で辛いものを作ります。
ただし、我が家の4歳児も考慮に入れて、
ごはんのおかずとワインのつまみになるもの限定。
しかも娘、まだまだ辛いものはNGなので
(インドやタイなどの辛い料理先進国は
子どもの辛さ慣れをどうやっているんだろう、知りたい!)、
何でも辛く調味する前に取り分けないといけません。
うっかり全部辛い仕上げにしちゃうと、
自分のつまみはあっても娘の夕食のおかずがないという
大失敗の状況になってしまいます。
いえ、正確には“気が着いたらオール辛い仕上げ”が何度かあって、
そのときは納豆に助けてもらいました。
ほんと、働く母ちゃんは納豆さまさまです。
納豆に足を向けて寝られない。
で、最近よく作るのが、これ。
「チキンピリピリ」
冷えたヴィーニョヴェルデと一緒に! |
ポルトガルでは
「Frango Assado com Piri-Piri(フランゴ アッサード コン ピリピリ)」
という名で親しまれているもので、
炭火などで焼いた鶏に辛いソースをかけたもの。
これは、祭りの出店やテイクアウト店で見かけることの多い
ファストフード的なメニューです。
ポルトガルにはピリピリという唐辛子のソースがあり、
これを肉料理などにふりかけて食べることが多い。
辛いソースをピリピリというのは、
日本語の表現と似ていますよね。
ポルトガル語でピリピリと言えば、唐辛子を使った香辛料のこと。
オイル系も粉末も、唐辛子そのものも全部まとめてピリピリです。
私の勝手な推測ですが、
ワインやパンやてんぷらを日本に伝えた470年前のポルトガル人が
唐辛子を紹介したときに、
ポル人:(唐辛子を指さして)「ピリピリ!」
日本人:(唐辛子をかじって)「こりゃ辛い!ピリピリ辛い!」
こんな会話を繰り返して、
やがていつの間にか「ピリピリする」「ピリッと辛い」の表現が
日本に定着したんじゃないかなあ。
チキンピリピリは、鶏の手羽先に、
唐辛子やニンニクなどを混ぜて作ったソースを塗って
パリッと焼いたもの。
詳しいレシピは、
ウェブメディア「cakes」内の連載
http://cakes.mu/
「とりあえずビール!」で
ご紹介しております。
バダサオリの名前などで、検索してみてください!