2012/08/31

4冊目のパスポート

押されたスタンプを見ながら、
どこで何をしていたか思い出すのも楽しい。
おばあちゃんっぽいかな……。
この間スタジオで撮影中に、
料理研究家のSさんがしていたエプロンが
たまらなくいい色でした。

ちょっとだけくすんだチョコレート色。
洗うほどに馴染み感が出たであろう、大人っぽい雰囲気。
そのへんの出じゃありませんの、と生地が言ってました。
おっと、あなたさま一体どこの出なのよ!?

Sさん曰く、
パリのとあるおしゃれな人がやっている店のものだそう。
なーるほど。


そのブランドは日本ではまだ展開していなくて、
ときどき新宿伊勢丹でフェア的なものをすると、
おしゃれ好きな人がワラワラ集まってくるそうです
(そのおしゃれ好きが集まる現場っていうのも
覗いてみたい。リアルな私服スタイリングが気になる)。


しかも、その場にいたスタイリストのKさんも
そのエプロン生地が好きだとわかって話は盛り上がり、

「好きなものを探す旅って楽しいよねー」と
話は生地の話から旅の話へ。

すると料理研究家のSさんはその週末に、
台湾への食べる旅を予定しているというではないですか!

イメージしただけで、もうお腹が鳴る鳴る。グーグーじゃなくて、ガンガン鳴る感じ。
かつての自分の台湾旅を思い出して、
「土鍋フカヒレの店は行く?」「コショウ餅は食べる?」と
旅の予定を根掘り葉掘り聞いてしましました。

料理研究家&料理写真家&料理スタイリストの旅なんて、
雑誌の企画になるじゃないですか。
帰ったらみんなブログに書いて欲しいぐらいです、私が次回の参考にしたいので。

ところでその旅、春に一度企画していたんだけど、
Sさんのパスポートが切れていたからいったん消滅して、
今回は再トライだそうです。
それならますます期待が高まっちゃいますな。

で、その話を聞いていたらふと自分のパスポートが気になりだし、
帰ってすぐ確認すると、わ、切れてます。
切れて数ヶ月も経っていました。

先々に海外出張を予定していたのでここで気づいてセーフ!
Sさん、気づかせてくれてありがとう。
というわけで、久しぶりにパスポートを申請しに行きました。

駅構内の照明写真のボックスで写真を撮って、
有楽町の交通会館へ。

それにしても、最近の証明写真は肌がきれいに見える美肌加工がされるんですね、
なんと日本人らしいきめ細かいサービス。
明らかに実物より肌のきれいな写真に、得したいい気分になりました。
単純だなあ、私。ま、そんなもんだよね、女って。

手続きして、と同時に期限切れのパスポートには目の前でVOID(無効)のハンコが
バンッ!と押されます。
なんか妙に勢いのある押され方だったので、
少し寂しくもあり。そして、パスポートに貼ってある10年前の私の顔写真を見て、
いろんなことを考えながら帰宅しました。

帰宅後、昔の無効になったパスポートを集めてみました。
19歳で作った1冊目はちょっと縦長です。
身長を書く欄があったんだね、この頃は。
顔写真は19歳の私。

美肌加工なんかしなくても、お肌ツルツル。
いろんなことが分かっていないからこその、
ぼんやりした無垢さがちょっと頼りない。

19歳の顔写真を見ながら、人生の先輩として、女の先輩として、
いろいろ語りたい衝動にかられました。
自分に語る、自分。ドラえもん的SFじゃん!

次は25歳の私。
おっと、お嬢さんどうした!? 妙にむくんでます。
会社に入って数年の新人の頃で、
毎晩残業後の焼き肉でむくんでたんでしょうなあ。

たしかこの頃母親に
「人生で一番きれいなはずの時期に、なんであなたは毎日むくんでるの?」
と悲しい顔で質問されたことをぼんやり思い出しました。
ああおかあさん、あの頃は私なりに頑張ってたんです。その結果のむくみです。
お許しください。
それにしても、顔がパンパン。肝臓でも悪かったのかなあ……。
昔の顔写真に心配してしまいました。
頑張ってたんだもん、しょうがないよ、そのむくみ。
今の私から、特に言うことはございません。

そして30歳の私。
なんだか、やつれています。
眉毛がヘンです。
でも、顔は一番笑ってるかも。
この頃は、編集部で殺人的な日々を送っていた頃だったなあ。
そして、浴びるほどお酒を飲んでいた時期でした。
この頃も、頑張ってたな、私。
今の私から、言いたいことは実は山のようにありますが、
どうせ言ったって私のことだから、聞かないでしょう。
なので、特に言うことはございません。
ただ、飲み過ぎていることだけを、心配するばかりです(過去なのに…)。

そしてさっき撮った写真は、美肌加工のされた今日の私。
ま、いっか、こんなもんだよね。
なんとなく、楽しそうな感じだよ。

新しく出来上がるパスポートが、待ち遠しい!


2012/08/25

猛暑に飲もう! ヴィーニョ・ヴェルデ

毎日鍋の中みたいな暑さですねえ…。
煮えすぎのお芋みたいに、溶けかかってます。


1か月前のブログで
8月はどうなることかと心配していましたが、
やっぱり猛暑でしたね。

でも、暑いの結構好きです。いや、大好き。
「あっついねー!」といいながら、太陽を眩しがって歩くのも大好き。
いわゆる夏休みの時期に、仕事するのも嫌いじゃない。

でも好きな分、8月末になると寂しさが募ります。
センチメンタルな気分になってしまいます。
ああ、夏休み(じゃないのに)終わっちゃうっていう気持ちが
胸の奥から沸き起こってきてざわざわします。

これっておそらく、義務教育を経験している
日本人全般に刷り込まれている
共通の感覚なんじゃないかしら。
夏休み終わっちゃう!夏も終わりだ!
浮かれた季節が終わっちゃうよ、あーあっていう感じ。

家ではラジオを聞くことが多いのですが、
当然ながら8月末は「夏ももう終わりです」的なトークが増える。
それを聞くと、たちまち寂しさ倍増です。
ああ、もう夏休みソングも聞けないんだなあ、また1年待たなきゃって。

この間、撮影中のスタジオでJ-waveから
サザンの「真夏の果実」が流れていたのですが、
おおー、夏だねーとみんなで聞いていました。
聞きながら、すでに8月の後半に入っていることをふと意識して、
ちょっと複雑な気持ちに……(どれだけ夏が好きなんだろうか)。

なんというか、夏にはこの季節特有の解放感があって、
いろんなことをゆるめてくれるんですよね。
私はきっと、そのゆるい感じが好きなんだろうなあ。

書いていたらもう寂しくなってきましたが、8月はまだあとちょっと残っています。
夏は終わってません!
実際暑いしね。
だから真夏向きの話しを書こうっと。

グラスでシュワット泡がはじけています!
この煮えたぎる猛暑にピッタリなのは、
ポルトガルの微発泡ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」です。
私は夏はビールより断然こっち!
冷蔵庫は「ヴィーニョ・ヴェルデ」のボトルだらけです。

「ヴィーニョ・ヴェルデ」とは直訳すると緑のワイン。
「ヴェルデ(緑)」はワインの色を指していると同時に、
若い、つまりフレッシュという意味もあります。

シュワシュワと微発泡で飲み口がとても爽やか、
しかもアルコール度数が10度前後と
ワインにしては軽めだから、
ビール感覚でゴクゴク飲める。

この夏は、本当によくヴェルデを飲みました。
もちろん今晩も飲む予定です。
冷蔵庫でしっかり冷えています。


新入りクン、またお世話になるよ!






毎晩開けていたら、
ついに愛用のワインオープナーが壊れてしまったので、
慌てて新しいのを買いました。

私が好きなオープナーはこれ、ブラバンシア。
コルクの上にあててクルクル回すだけで
力がいらないので、
酔っていてもすぐにボトルを開けられるのが便利です。







話しを「ヴィーニョ・ヴェルデ」に戻します。

ヴェルデは現地には何百とブランドがあります。
実際、ポルトガルのミーニョ地方(ヴェルデの産地)の
なんてことない酒屋さんに入るとずらーっとほら、このとおり。


「ヴィーニョ・ヴェルデ」の名の通り、ラベルも緑色が多い

ポルトガルではいろんなヴェルデを飲みましたが、
とても印象に残っていたヴェルデ(上の写真の右端)がありました。
微妙な違いながら、自分で買うときはこれに手が伸びる、というタイプ。
もちろんお値段も安い。
最近まで日本で見かけることができず、
どこかのインポーターさんが輸入してくれないかなーと期待していました。
そしたらそしたら!


左から、「ブランコ」「アダマナ」、
右はもう少しエレガントな「ロウレイロ」
夏のある日、
打ち合わせで向かった代々木の『クリスチアノ』で、 
商談中のインポーターさんが
まさに輸入されているというじゃないですか、
嬉しくて思わず拍手してしまいました。

で、私がポルトガルでよく飲んだのが
この「ポンテ・デ・リマ」の「ブランコ」と「アダマナ」。

口あたりは柔らかいけれどシュワシュワもクッキリ、
でも、微発泡なので泡はきつくない。
ブドウの香りも品よく、そしてやっぱりフレッシュ!
ポンテ・デ・リマというポルトガル北部を流れる
リマ川沿いの北の村が産地です。

 そういえば、前にリマ川沿いを散歩して
 撮った写真あったはず……。
 ありました、これですね。
 



そんなに川幅は広くないので、
対岸の様子もなんとなく見える
以前この一帯をドライブしたのですが、
とにかく見渡す限り緑、緑、緑。
まさにヴェルデ(緑)の土地なのです。

さて、このワインを輸入している
インポーターさんのお名前は
「ヴィーニョポルト」
ネットで個人の購入も可能です。
http://www.vinho.jp/

社長の佐野さんによると、「ポンテ・デ・リマ」の「アダマナ」の在庫はあと少しで、
次回は10月初旬にドーンと入荷予定だそう。

ちなみに、佐野さんという方も面白いんです。
だって、ポルトガルのワインだけを扱っているんですよ。
どうしてポルワインだけの会社を立ち上げたのか伺ったら、
「出張でポルトガルへ行った時に、
高速道路で何気なく買ったワインがとても安くて、
かつこれまでに飲んだことがないくらい美味しかったので
興味を持ち始めました」とのこと。

こういうきっかけで商売を立ちあげてしまうのめり込み感覚、
ウソがなくてマニアックで愛があって、私は好きです。

ちなみに個人でワインを買うまで行かなくても、
ポルトガル料理屋さんでなら「ポンテ・デ・リマ」は味わえるようになると思います。
だって、佐野さん張り切って営業されていたから。
少なくとも、代々木の『クリスチアノ』でなら飲めます。
あ、でもその日売り切れていたらごめんなさいね、
ほかのヴェルデももちろんおいしいから、あれこれ飲んでみてください!

まだまだ暑い日が続きそう。
おかげでヴェルデがまだまだおいしい!
夏っていいなあ。

2012/08/14

『Hanako』最新号と『地球はグラスのふちを回る』について

食べるもので人生が変わると教えてくれる本
と紹介いただきました。
なんとありがたいお言葉、嬉しいです。
『Hanako』8/23号に私の本が紹介されていると
友人が教えてくれたので、早速書店へ。

『Hanako』を手に取るのって久しぶりです。
ロゴは一緒でも版型その他随分変わってたんですね。
かなり若返っていて、新鮮な驚きでした。

昔いた出版社に『caz』という女性向けの情報誌があって、
その雑誌の宣伝を担当していたことがあり、
ライバル誌ということで仕事上よく読んでいました。
もうだいぶ昔の話です。

最新号の『Hanako』の表紙には、
嵐の5人がドーンと載っています。
そして巻頭スペシャルは嵐のインタビュー。
それにしても、嵐って本当に仲良さそうだなー。

さて、本編の特集は東京カルチャー2012ということで、
グリーン、ブック、ステーショナリー、ワークショップなどの切り口で、
ショップやアイテム、カルチャーイベントなどを紹介していました。

私の本は、こだわり書店が選ぶ「食」と「旅」の本12冊の中の1冊として紹介いただいていました。

それにしても、私の本以外のラインナップが、
自分が本屋で見て気になっていた本や好きな本ばかりだったのもとても嬉しい。

パンを食べて愛して研究するパンラボさんが、
日本全国のパンをあらゆる角度から研究・紹介している
『パンラボ』(写真左上のパンから人が顔を出しているイラストの本)や、
ブルターニュ地方の修道院レシピ500を集めた『修道院のレシピ』(写真一番左の黄色い本)、
穂村季弘の『食物漫遊記』(写真右上のポットに寄りかかっている本)など。

マニアックにテーマを掘り下げながらも、遊び心がある本、
もしくは、著者が夢中で大まじめに掘り下げ過ぎて、
そののめり込み方につい笑わされてしまうような本。
そんな本が楽しい。


1981年発行。これは95年に買った25刷り

ではもし私が、
こだわりの「食」と「旅」の本を1冊推薦して
と言われたらですね、
迷わず推すのはこれ。
開高健の『地球はグラスのふちを回る』です。


この本は、言わずと知れた博覧強記の作家、
開高健の食に関するエッセイをまとめたもの。
私が食に関する文章で最も影響されたのは、
開高健のこの本です。

最初に読んだのは、
確か父の本棚にあったのを手に取った
大学生頃だったかな、
とにかく、ページを開いて数秒で夢中になりました。

アマゾン、アラスカ、パリ、ベルギー、チェコ、ウィーン、
パリ、サイゴン、ニューヨーク……
日本国内はもちろん書ききれないほど。
最高級レストランから道端の露店まで、自分がピンときたら、食べる。
いつでもどこでも、そのスタンスが徹底されています。

開高健の食エッセイには、
おいしいもおいしくないも超えた、
周りの文化、いや、そのときの周囲の空気ごと食べる勢いがあります。
とにかく自分の感覚と独特の表現で、
ちっとももったいぶらない書きっぷり。

読む人が、書き手にまったくジェラシーを感じずに、
食べたことのない料理、飲んだことのない酒をただただ空想し、
おいしい時間を過ごせるんです。
まさにプロの文章。

食べものエッセイや異文化エッセイって、
読む人が「なんだかコイツ自慢くさい」と思ってしまったらアウトだと感じますが、
それってなかなか難しい。
それをいとも簡単に、かつごく自然に読ませるのが開高健のすごいところです。

開高健の文章に、今でも恋しているぐらいです。
ブログに載せる写真を撮ったあとに早速数ページ読み返したら、
もういつのまにかニヤニヤしてしまっていました。

このエッセイで読んだ越前ガニがどうしても食べたくなって福井まで行ったり、
あるときから、家ではウォッカではなくズブロッカばかり飲んでみたりと、
笑えるほどにエッセイに影響されまくってきています。
そして、そんなことをしているのがまた楽しい。

この本のなかに「ベルギーへ行ったら女よりショコラだ」
というエッセイがあるのですが、
そこで紹介されている森の奥のレストランも、
私の想像の世界では忘れられないレストランになっています。

行ったこともないのに、
忘れられないレストランなんてヘンな話ですが、
開高健の筆にかかると、
読者はそんな体験を本の中でいくつもいくつも経験するんです。

本って、すごい。
開高健の本には、いつもそう痛感させられます。


ああ、開高健への愛が強すぎて話しが脱線してしまいました……。


ところで、今回『Hanako』に私の本を推薦して下さったのは、
西荻にある『旅の本屋 のまど』さん。
旅の本だらけの中から推薦して下さったなんて光栄です。

『旅の本屋 のまど』さん、ありがとうございます!

そしてやっぱり、
開高健は最高におもしろい!!

2012/08/10

夏はめん!LEE9月号発売中です。

広末涼子さん、いつのまにか
大人のやわらかい雰囲気だなあ
発売中のLEE9月号で文を担当しました。
企画タイトルは

「夏のイケメンパラダイス」

いや違った、

「夏のイケ麺パラダイス」

そう、お察しの通り8人の男性料理研究家が、
夏にピッタリの麺を紹介してくれています。
もちろんイケメンがいっぱいです。


男性の料理研究家の料理と聞いてぱっとイメージされるのは、
がっつり系が得意? とか ボリューミーな感じ?
といった辺りかと思いますが
それはあくまでイメージ。

レストランのシェフに男性が多い事を考えれば納得だと思いますが、
料理をする男性の舌は繊細です。

もちろん女性も。
つまり、男女で作る料理がどう違うかというのは、
実は言いにくいんじゃないかと思います。

ただし、好みは男女で違いが出やすいと思います。

カレー、から揚げ、ハンバーグ、ナポリタン

と聞いて俄然テンションが上がるのは男性。
女性も嬉しいとは思いますが、男性ほどではない。
より馴染みのある味を好むのが男性のように思います。

さて話が逸れたので企画の内容に戻って。

今回たくさんの方の料理を味わって、
性別とは関係なく、味っていうものは本当に十人十色なんだということを再認識しました。

繊細な味が得意な方、パンチのきいた味が得意な方、なんだかお酒が欲しくなるような、
アクセントのきいた料理が得意な方。

盛り付けも、洗練されていたり、おしゃれだったり、迫力があったり。
本当に違いがあるものです。

それから、麺とひと口に言っても種類はいろいろ。

そうめん
そば
稲庭うどん
ゆでうどん
中華蒸し麺
春雨
パスタ

あと何かあったかな、んー。
あっ、

ひやむぎ
もだ。

味もバリエーション豊富で
だしのきいた和風やコクのあるイタリアン、
さっぱりベトナム風にピリッと韓国風、
キーマカレー風もあります。
山形のだしをアレンジした、猛暑にぴったりの爽やかな麺も!

ほらほら、内容が気になってきませんか?
そんな方はぜひ書店でLEE9月号をチェックしてみてください。

ちなみに、このページの担当編集者KさんのLEEブログには、
もう少し詳しい内容が載っています。


雑誌などで料理を企画するとき、
夏はやはり麺が大人気なので、
毎年この季節になるといろんな雑誌で麺をとりあげます。
私もこの夏はほかにも麺の企画を担当しているので
すでにたくさんの麺料理を取材しているのですが、
どんな麺料理にも絶対にはずせないポイントがひとつ。

それは…

麺は締める!

です。

「麺は?」

と聞かれたらすぐに

「締める!」と答える。

「麺は?」
「締める!」
と、体育会系のコール&レスポンスでお願いします。

ま、実際は誰にも「麺は?」なんて聞かれませんよ。
でもキッチンに立って自分が麺をゆでるときは、
せひ自分で自分に聞いて確認してみて下さい。

「麺は?」
「締める!」

ゆでた麺は、一度冷水で締めると格段に食感が良くなります。
だしやトッピングや味つけに凝るのも大切ですが、
麺料理の主役はやはり麺。

夏は冷たい麺を食べることがほとんどだと思いますから、
ゆでたら必ず冷水でビシッと締めて下さい。
食感がプリッとして、おいしさが段違いです。


2012/08/08

面白そう!なサイト『cakes』準備中。

『cakes』(ケークス)
http://www.pieceofcake.co.jp/

というかわいい名前のサイトが、この夏開設されるそうです。
Piece of Cake, inc.
ロゴがいい! 中性的なポップ感が好きです









そして私も、このサイトで連載を始めることになりました。

私の連載テーマは「酒とつまみ」。
食関係の編集・ライターであるというのもそうですが、
いつも酒とつまみの話ばっかりしているから、ついにこのお仕事がきました。
嬉しいです!
何をどう書くか、アイデアを整理中です。
好き勝手にあれこれと書かせていただきつつも、
せっかくだからちょっとは読んで下さる方に役立つ内容にしたいなあ~。
自分の名前での連載は初めてなので、やや緊張します。


この『cakes』は、デジタルコンテンツの有料配信プラットフォームというもので、
たとえば新聞や雑誌のように、
WEBのサイト上でいろいろな書き手の記事やビジュアル(マンガやアートも)を
読み放題、という場だそうです。

課金制で週150円。
執筆陣は以下を予定しているそうです(『cakes』Newsより)。



■執筆・登場を予定している方(敬称略/五十音順)
青木理音、青山裕企、飯田和敏、家入一真、いしたにまさき、磯崎哲也、伊藤聡、
宇都宮徹壱、海猫沢めろん、大崎善生、大槻ケンヂ、岡田育、岡田斗司夫、小田嶋隆、
陰山英男、加藤レイズナ、金子平民、川上慎市郎、黒田勇樹、古賀史健、ココロ社、
近藤正高、西條剛央、坂上秋成、坂口孝則、坂之上洋子、真実一郎、橘玲、田端信太郎、
塚越健司、津田大介、ツレヅレハナコ、仲田晃司、西内啓、二村ヒトシ、能町みね子、
馬田草織、ハマザキカク、速水健朗、美少女図鑑、フェルディナント・ヤマグチ、深町秋生、
藤沢数希、藤田大輔、藤野英人、本田透、枡野浩一、真魚八重子、三田紀房、峰なゆか、
May_Roma、茂木健一郎、山形浩生、山本一郎、yomoyomo

※この他にも続々と新しいクリエイターが登場予定です。



この『cakes』の代表が、これまで仕事で何度もご一緒してきた編集者のKさん。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
『スタバではグランデを買え!』などのヒット本を何冊も編集し、
昨年秋にダイヤモンド社から独立して、
この『cakes』を開設すべく会社を設立されました。

Kさん、根っからの編集者であり、スーパー集中力の人。
一旦焦点を定めると、その突破力は並々ならぬものがあって、
そこにヒットを生む感性がプラスされるから、
ずば抜けた作品が生まれるのでしょう。

Kさんの新しいサイト『cakes』は、
いわば彼の最新作。
スタートしたらきっとあちこちで話題になると思います。
スタートは9月頃? 夏といえる範囲でスタートに向けて進行中と聞いて言います。

『cakes』に興味のある方は
内容の予告サイトにKさんのロングインタビューが掲載されています。
こんなことを考えているのねと、興味深い内容です。

私も、面白いコンテンツ(WEB上では記事っていうよりコンテンツの方がしっくりくるのかな)を
作るぜぃ。
頑張るぜぃ。