2014/01/25

ポルトガルのたこ料理を天草へ

ポルトガルでは
たことひよこ豆を合わせるサラダが多いけど、
ひよこ豆の代わりに馴染みのあるトマトとセロリを。
天草のみなさんに、
気に入ってもらえるといいなあ
昨年秋に
都内で天草の食をPRするイベントの
企画などをお手伝いをしたのが縁で、
熊本県の天草に
ポルトガルのたこ料理を数品お伝えするという
嬉しい仕事をいただきました。
来週から数日、天草をまわります。

私も、天草の地元の女性のみなさんから、
伝統的な天草たこ料理を習う予定です。
楽しみだなあ。

東京ではゆでだこを扱うことがほとんどですが、
天草では生が普通だとか。
家庭では生のたこを
どんな風に扱うのが天草風なのか、
その辺りも教わりたい。


天草で紹介する料理を考え、
たこのサラダ、久しぶりに試作しました。
あちらでは香菜が手に入るか微妙らしいのですが、
あってもなくても大丈夫。
オリーブオイルが肝ですが、
なんと天草ではオリーブの生産も盛んだとか。

南蛮つながりですねえ、天草。
まずます興味が湧いてきます!






2014/01/14

お汁粉

小さめの椀で、わんこそばみたいに
何倍もおかわりするのが楽しい

1月のお楽しみのひとつ、
お汁粉作り。

鏡開きとお汁粉作りはセットの行事。

お汁粉を作ると、
いよいよ正月気分ともさようならかな、
という気持ちになります。

昔は鏡餅って真空パックじゃなかったから、
3日も過ぎると餅の表面がカピカピのバリバリになって、
普通に焼いて食べたら口の中が切れそうな感じだったなあ。

だからカピカピ鏡餅はさらに外に出して乾燥させてから、油で揚げて、
あられにして食べていました。
塩味と黒砂糖の2種類を作って
甘いとしょっぱいを交互に楽しむ。
おいしかったなあ。
そしてお汁粉用には、
当時は新鮮な切り餅を使っていました。

今じゃ鏡餅も真空パックが普通なので、
鏡開き後もお餅は新鮮。
新豆の大納言を買ってきて、
好みの甘さと硬さで煮ます。

私は、豆の硬さはややしっかり目、
甘さはぎりぎりのうす甘が好き。
これに、塩昆布と切干大根の梅煮が定番です。

ツブツブであつあつの粒あん汁粉。
ときどき昆布や梅のしょっぱさを挟めば、
何杯でもいけますなあ。

日本人で良かったなあ、なんて思ったりも。
アンストッパボーな、
冬の小さなお楽しみです。

2014/01/06

刺激を受けて、もっともっと学ぶ

このブログを読んでくださっているみなさん、
あけましておめでとうございます。

心境の変化でここ数年年賀状をお休みしているのですが、
やはりいただくと書かなかったことを悔やむのが年賀状。
代わりにお返事をゆっくり出しながら、
来年はどうしようかと迷う正月休みでした。

今年は1週間以上の休みがとれたので、
温泉地で露天風呂に浸かってボーっとしたり、
友達と集まって、ずーっとしゃべりながら飲んだり。
今年は休み中は意識してPCを覗かなかったので、
かなりリフレッシュできました。
なんとなくPCを覗いてしまう時間を減らせば、もっと本が読める!
当たり前のことを思い出した正月でもありました。 

ちなみに正月に読んだもので一番印象的だったのは、
村上春樹が選んで訳した
世界のラヴ・ストーリーを集めた短編集『恋しくて』(中央公論新社)。
昨年ノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローの短編が入っていたので、
読んでみたかったのです。
結果的に新しい作家にたくさん出会えて、
とってもお買い得な1冊でした。
中でもローレン・グロフという作家の短編が、
「短編なのに大河ドラマを思わせるような壮大な歴史小説仕立てになっていて」
(by村上春樹コメント)印象的でした。
最後の1行を読み終わってしばらくは、
他の小説を読めないほどの、
深い余韻に浸ることができました。

やっぱり、小説っていい。
何がって、読後感が何物にも代えがたい。
TVドラマとも映画とも違う、
自分の頭の中と心の奥に広がった繊細な感動を、
好きなだけ反芻できる。
このところ新書系や資料用の本ばかり読んでいたので、
ページを繰るたびに心がグイグイ揺さぶられる小説特有の感覚を
久しぶりに味わえました。


さて、今日からペースを戻さないと。
でも、いきなりエンジン全開は難しそうだなあ、
というより、いきなりエンジン全開したくなーい。
これって明らかに休みボケの典型ですね。
早歩きから小走りを経て、
段々と通常速度へと上げて行こうと思います。

今年はいくつか決まっている仕事がありますが、
心待ちにしているのが自著の文庫化。
6年経っての文庫化なので、加筆する予定です。
内容を固めたら、
追加取材をしていこうと思います。

3月1日(土)には、紀尾井町のCOOK COOP BOOKさんで
ポルトガル料理とワインのイベントも開催予定。
どんな内容にしようか、こちらもあれこれ模索中です。
正式なイベント告知はもう少し先ですが、
興味のある方は私までご連絡ください。


今年はもっともっと学んで、動いて、
いろんな刺激を受けていこう。
本も読んで、ライブにも行きたいなあ。
そういえば、自分自身もずいぶん歌っていないから、
久しぶりにライブで歌いたいなあ。

と、希望や妄想が膨らむ年明けですが、
今年も地道に楽しみつつ、ゆっくり力いっぱい進んで参ります!

どうぞよろしくお願いします。