2012/07/30

ビールもいいけどポートニックもね!

ミントをたっぷり入れて爽やかに
 
毎日あつい!


言いたくないけどあついあついあつい!


7月でこうだと、
8月が怖いです。
どうなっちゃうんだ今年の夏!




週末は隅田川の花火大会がありました。
わが家のベランダからは
花火とスカイツリーがダブルで楽しめるので、
友達と一緒に、花火を見ながらたくさん飲みました。


でも、暑いのでずーっとベランダはムリ。
部屋でテレビ東京の花火中継を流しつつ、
花火の音がするとみんな一斉にベランダへ。
おーっ、とひととおり楽しんだら、
涼しい部屋に戻る。
この繰り返しでした。


花火はその美しさもさるごとながら、
音も醍醐味のうちですよね。


花火の賑やかなポンポン、バリバリっていう音を聞くと、
心が弾みます。
蝉の声同様、
「ああ、夏だねえ」を実感できる音です。




私、ちょっと前までは、今年の花火飲み会では自宅のミントでモヒートを作る! 
と張り切っていましたが、
直前になって飲み物を変更。
モヒート作るには、ちょっとミントが足りなかったんです。
ので、
ポートワインの白をトニックウォーターで割った。
『ポートニック』にしました。


ポートワインは酒精強化ワインと言って、
ブドウ100%から作られているアルコール度数の高い甘口ワインです。
ワインを作る途中の、まだ発酵途中の糖度の高いブドウ果汁に
ブランデーなどを加えて発酵を止めて
アルコール度数を高く保ち、
ブドウ本来の甘味を生かしたワインになっています。


日本では赤が有名ですが
(昔有名だったサントリーの赤玉ポートワインのおかげ?)、
ポートには白もあって、
これをトニックウォーターや炭酸で割るとすごくおいしい。
ポルトガルでは、夏のロングカクテルとして大人気です。


割る比率はポートワインとトニックウォーターを1対1がおすすめですが、
濃いのが好きな人はお好みで調整を。
ただし、ポートワイン自体は度数が20度ほどあるので
入れ過ぎると結構酔います。
甘くてシュワシュワだから、つい飲みすぎちゃう。
しかも、自分で作っていると、だんだん濃くしちゃうんですよね、
味に慣れてきて。
まあ、これは私自身ががよくやることなんですが。


そして、ポートニックには必ずミントを加えましょう、
キリリと爽やかになって、
ブドウの甘い香りも引き立ちます。
レモンやライムを絞っても良いですね。


今年の花火飲み会では、女性はもちろん、男性にも
ポートニックが受けていました。


ポートワインの白は、
ネットショップやワイン量販店、デパート、高級スーパーなどでも見かけます。

ちなみに私がよく買うサイトは
『メルカード・ポルトガル』http://www.rakuten.co.jp/mp/
など。


見つけたらぜひ試してみてください、
シュワッとおいしいですよ。
1本750mlで1000円台からあります。














2012/07/12

血液型別食事法って??

「血液型食事法」の解説書とメニュー。
参加者は血液型ごとにメニューが違う。
会場は神宮前の『レストラン アイ』。
仏・ニース「KEISUKE MTSUSHIMA」の松嶋シェフが総料理長
血液型、大好物です。
もちろん占いや性格分析のこと。
でも、好きなんだけど、素直に読めない。


書いてることを信じる方かというとその逆で、小さい頃から今に至っても、
占いに都度つっこみを入れてます。


原因は私の家族。
両親、私、弟と4人全員AB型なんですが、
性格がもう見事なまでにばらんばらん。
父=キャタピラー的猪突猛進系ボス型
母=揺ぎ無きマイペースの個人主義者
弟=正義感に基づく純平和主義者
私=……いまだに自分が分かりません。




そうか、自分がよく分からないから
ついつい見ちゃうのかな、
占いとか性格分析とか。


4人でこれだけ違うのに、
AB型は~と括るなんてそりゃ無茶です、
と思っちゃう。


だから、先週招待いただいた
「血液型別食事法」 のプレスランチも、
正直に言うと最初は疑問符だらけ。
参加する日までどんな食事法なのかと興味深々でした。


「血液型別で食事方法に違いが出るのか?」
「几帳面なA型はアルコールでリラックスとか?」
と、勝手に突っ込みを入れてみたり。




あーだめだめ、何事も先入観はいけません。
新しい事に出会うと皮肉って斜に構えて見ちゃうのは老化現象のひとつ。
と、分かってはいるんですが、
ひねくれた性格の私は、
きっと疑問符が顔にまで出ちゃっていたに違いない。


可愛くないです、ひねくれ過ぎー。
栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんが解説。
解説者が美しいということ、これ重要ですね
なんでもっと無邪気に楽しめないのか、自分。


ということで、当日は
エリカ・アンギャルさんの解説を素直に伺いました。


エリカさん、壇上に向かって歩く後ろ姿も
健康美オーラがピカピカ、眩しかったです。


体の各細胞が隅々まで活発に動いている感じ、
まさに「溌剌」とした存在でした。
やっぱり、お手本にしたい美しい人がいると、
それだけで食生活を見直そう、
という気になります。


美人の存在が人をやる気にさせる、
これは何も男性だけに言える話じゃなく、
女性も同じ。
しかも女性の場合は、翻って自分を反省するところにまで作用します。


美人の存在は近過ぎても困っちゃいますが、
離れた所にときどきちらりと現れると刺激されて、
世の中が活性化されますね。

そういえば、エリカさんの溌剌さが眩しかったのは、
ひとりの女性として自分の意識が変わってきたからかも。
だって、以前は溌剌さって
10代のような子どもっぽいものだと思っていたから。


アラウンド20~30では、大人っぽいカッコ良さばかり考えていましたが、
アラウンド40では、断然健康的な魅力が気になります。
痩せてるとかふっくらとかよりも、
ツヤ感、張り感、適度な筋肉、優雅な所作…。


ああ、私がいま一番欲しいものはこれだ!
書いてて気がつきました。
何を食べたら手に入るんだろう。
いやいやそういうことじゃない、
もうその辺はよく分かっています。
やっぱりバランスの良い食生活と睡眠。適度な運動。


うーん、難易度高いなあ。まずは飲酒の量から調整していかないと。


AB型の私のメインは
「鱈のロースト、ストックフィッシュ、豆のピュレ」。
AB型はタンパク質を魚と豆からとるのがおすすめだそう 
さて、話がエリカさんから広がって
ややそれましたので、
「血液型別食事法」とはなんぞや、
という疑問に戻ります。


端的に言えば、
血液型による体質の違いを生かした食事法で、ダイエットや美容法としても人気だそう。
海外(主にアメリカ)で流行っているらしいです。


参考資料に目を通すと、ほほー。
ハリウッドセレブの名前がずらり。


グイネス・パルトロウ(A型)に
アンジェリーナ・ジョリー(A型)、
ジェニファー・ロペスに
ケイト・ウィンスレット(ともに血液型は?)、
オーランド・ブルーム(O型)や
ヒュー・グラント(O型)など、
男女問わず実践している人も多いそう。


でも残念ながら、
私の庶民感覚にはあんまり響かない参考例でした。
だってセレブのみなさんですから食生活のスタート地点が違う気がします…。


それよりも面白かったのは、
血液型にはそれぞれルーツがあるっていう点。


資料によれば、
O型=狩猟民族型(狩猟採集民族がルーツ。紀元前4万~3万年前ごろに誕生)
胃酸、肉類の消化酵素を多く持つが、穀類や乳製品の分解は苦手。


A型=農耕民族型(農耕民族がルーツ。紀元前2万5千~1万5千年ごろに誕生)
植物から栄養を吸収する能力が高く、穀類を分解する消化酵素が多い。
肉類や乳製品の分解が苦手。


B型=遊牧民族型(遊牧民がルーツ。紀元前1万5千~1万年ごろに誕生)
さまざまな食材を消化できる。乳製品と相性良し、肉類の分解も上手。


AB型=現代的MIX型(AとBにルーツ、ごく新しい血液型で約1200~1000年前に誕生)
胃酸は少ないが、肉類の消化酵素はあり。植物、乳製品もOK。


B型が遊牧民族型ね、なーるほど。と、知り合い数人をイメージして納得。
AB型だけ突出して新しいニュータイプなんだ。
ふむふむ。



ちなみに、それぞれの詳しい血液型別食事方法は、
医師や専門家の本が多数出ているそうですので、
さらに興味を持った人は探してみて下さい。


この会でも、質疑応答の時間に「B型のNG食材は?」など具体的な質問が出て、
やはりみなさん気になる様子。


鶏肉は控え目に、とか白ワインよりは赤ワイン、なんて言われると、
「じゃあ焼き鳥屋で冷えた白はNGなの?」とすぐに思っちゃう。
だからここでは詳細は書きません。
私のブログで今晩のみなさんの晩酌計画を惑わせてしまったら申し訳ないので。


会の最後は「食事はなんといってもバランスが大切
という言葉で締めくくられていました。


そりゃそうです。


……。


ちなみにこのプレスランチは、
ジャパン・レストラン・ウィーク2012実行委員会によるもの。


多くの人に外食の楽しさを伝えるという目的のもと、
外食文化の活性化を目指して開催される
ジャパン・レストラン・ウィーク2012
8/17~9/2までの17日間、
東京・大阪をはじめ各地のレストラン240店舗が参加し、
さまざまな食企画が店舗ごとに開かれるそう。
くわしくはこちら


ちなみにAB型の人は、ドカ食いNGだそうです。
資料にそう書いてありました。
胃酸が少ないからというのが理由だそうですが、
ほかの血液型にはそんなくだけた表記がなかったので、
やけに気になりました。


ドカ食い、注意しなきゃ。

2012/07/07

楽しい小冊子「Bookport」

タイトル上には、ちょっとひと息入れましょう。
というコピーが
「Bookport」という本と音楽の小冊子があることを、
最近知りました。
表紙にsince1985 217号ってあるから、
随分長く出されているものだったんですね、
なんともったいない!もっと早く知りたかった。

中にはテーマに添って本とCDの紹介がたくさん。
ページごとのビジュアルも凝ってる。
こだわりの詰まった小冊子です。


~こころにひびく本と音楽のセレクトショップ~
というキャッチのとおり、
いろんな切り口で小説、エッセイ、料理本、絵本、
写真集、CDなどを紹介。
選び方もバラエティに富んでいて、
大人の文化系おもちゃ箱のような印象。
新刊だけじゃない、既刊を含めたうえでのセレクトだからこそ、これだけバリエーションが出るんでしょう。



読むだけでも、楽しい


たとえば「カフェな気分というコーナーでは、


イラストや写真たっぷりの事典、図鑑系の本がずらりと。気軽に知識を増やせる感じ。


池上彰さんの「政治と経済のしくみがわかる大人事典」や、
なかむらるみさんの「おじさん図鑑」、
住宅設計についての考え方などを素人にわかりやすく説いた「住まいの解剖図鑑」など。
読みたい本が出てくる出てくる。




左ページ、東欧雑貨店チャルカさんの本棚の本、
さらに数冊かぶってました。どんな方なんだろう、気になる!


と思えば、次のページにはいろいろな出版社の社員による「本に携わる日々」というリレーエッセイや、東欧雑貨店チャルカさんのエッセイなども。
いいですね、切り口が多いといろんな味が楽しめる。まさに雑誌の醍醐味。


写真の左ページ、東欧雑貨店チャルカさんが紹介している有元葉子さんの『誰も教えなかった料理のコツ』は私も愛読する1冊。
チャルカさんとは知り合いでもないのに、
同じ本が好きなだけで、勝手にすっかり友達気分です。






この小冊子を出しているのは、ファッション、雑貨、子ども服に食べものと、
幅広いアイテムを扱う通販会社のフェリシモ
だから、載っている本やCDも全部通販で買えるというわけですね。なーるほど。

この小冊子全体から、担当者さんの愛をビシビシ感じました。
本が、音楽が好きな人なんだろうなあと。
だから、読み終えたら「Bookport」いいなあと、表紙や裏表紙やらしげしげ眺めちゃう。


ちなみにこれを知ったのは、元同僚編集者Kさんからの情報。
この冊子で私の本が紹介されているよ、と教えてくれたのがきっかけでした。
ワイン好き食いしん坊におすすめ! と紹介いただきました。
そのとおりです

「初夏のボッサ」というテーマで、
ブラジルのルーツであるポルトガルというつながりで、紹介いただいています。


「Bookport」のご担当者さま、ご紹介どうもありがとうございます。










2012/07/05

LOVE ROSE 2012.at 表参道

このテーブルには、日本、オーストラリア、
アメリカ、チリ、南アなどのワインが並んだ
世界のロゼワインが大集結したイベント
『LOVE ROSE 2012』が、
7月3日表参道で開かれました。


このイベントは、活躍するワインジャーナリストや
日本輸入ワイン協会などによる主宰。


ロゼワインの魅力をもっと知ってもらい、
国内に普及させようというプロモーションの一環だそう。


会は業界関係者向けの15時からと、
一般向けの18時30分からの2部構成でしたが、
私は18時30分からの会に伺いました。


少し遅れて会場に入ると、場内は既に、人、人、人。
ワインの華やかな香りに満たされていました。






ヨーロッパワインのテーブルが並ぶゾーン。
着物の女性など、おしゃれな方も目立つ会でした


参加者はみなさん手にピンクのグラスを持って、
あちらのワイン、こちらのワインと
試したり、話したり。


なにしろこの日は、国内外の
61種類のロゼワインが試せるわけですから、
動いて飲む、飲んで動くが基本です。


勝手なイメージですが、
ロゼワインが好きな人って、
きっと女性が多いんじゃないかなと
思っていましたが、実際はいえいえ。
男性も結構参加されていました。


インポーターは28社が参加。
こういうイベントのとき、
自分の担当ワインに熱いインポーターさんの
お話を伺うの、私は好きです。


 
ローズヒルのボトルを撮ろうと思ったら、
用意したボトルはすべて空っぽになっていました
やっぱりワインは飲むだけじゃ物足りない。
そのワインの背景にあるストーリーや
環境、作り手についても知りたくなるのが、
ワインという飲み物の特性だと思います。


61種類全部は飲めませんでしたが、
気になるものはできる限りトライ。
それでも半分の30種類が限界でした。


食事との合わせ方やシチュエーションで
選ぶものも違ってきそうでしたが、
もし私がこの日に買って帰るとしたら、
左のこの1本。
イギリス・サリー州で作られている
RoseHillというワインです。


ぶどうの種類はドルンフェルダー、ピノノワール、ロンド。
ドルンフェルダー、初耳です。
中辛口で柔らかい香り。
色もチェリーピンクで華やかでした。


料理をイメージすると、ロゼはやはり香ばしさや燻製香と相性がいいように思います。
ホタテのソテー、スモークサーモンなど、
どちらかというと魚介類と合わせたいなあと感じました。


普段、自分の服やバッグ、靴などでピンクを選ぶことはまずありません。
でもロゼワインのピンクなら選ぶことが増えそう、
だって、ピンクのグラスは赤より軽く、白よりカジュアル。
夏の昼下がりにぴったりの色です。


週末の公園ピクニックに持って行く? 
いや、真夏は暑くてピクニックはしないから、じゃBBQ? 
それならホタテをベーコンで巻いて焼くってどうかな、
何のハーブが合うかな…。


こんな風に、ロゼワインを飲むシチュエーションに
想像が膨らむ楽しい会でした。


この「LOVE ROSE」の活動はまだまだ続くとのこと、
次回が決まったらまたお伝えします。

2012/07/02

初台

カメラマンさんが店内をくまなく撮影中
仕事で初台によく行きます。
駅から歩いてしばらく行った先に、
料理専門の撮影スタジオがあるのです。
雑誌、書籍、テレビなどの撮影が行われるスタジオです。


先日の撮影で訪れたときは、
スタジオ入口の撮影スケジュールの黒板に
1F オレンジページ様
2F dancyu様
3F LEE様
と書いてありました。
撮影中は各フロアからいいにおいが立ち込めます。


と、ここまでは前置きの話。



本題はそのスタジオのことではなく、
初台駅そばの自然派ワイン専門バーのことです。


自然派ワインのエチケットって、
くすっと笑えるイラストものが多い気がする


駅からそのスタジオに向かう途中に
小さなお店がずらりと並ぶ道を通るのですが、
最近、その中に素敵なお店があることを知りました。


名前は「マチルダ」
かわいい女性オーナーさんが1人できりもりしています。


知ったきっかけは、柴田書店で今秋に発刊予定の
「トーキョーバル・ネクスト」の取材ででした。
好評だった「トーキョーバル」の続編です。

上の写真はお店の入口脇の手作り看板。
オーナーさんが小さい色タイルを買ってきて、
自分でデザインして作ったそう。
なんか、ちょっと力抜けた感じがいいなあ。


この看板が、
お店の雰囲気をうまく表している気がします。


 
かわいいたたずまいの「マチルダ
私が訪ねたときの音楽は、
タック・アンドレスのカバー曲集でした
店には洒落た可愛さみたいなものが漂ってます。
でも、ガーリーというわけではない。
大人の遊び心?
お金かけずに、力まずセンスで楽しんでる感じです。
男性客が多いのもガーリーじゃない証拠。
 

オーナーさんは「お金をかけられなかったので」と
しきりにおっしゃっていましたが、
最近の流行っているお店はこちらのように
「いかにお金をかけないで趣味を貫くか」が
そのまま店のアイデンティティーになっている、
そんな風に感じます。


柴田書店から秋に発刊予定の
「トーキョーバル・ネクスト」は
そんな雰囲気たっぷりの
おいしい店がずらりと紹介される予定です。


秋の刊行に向けて、これから私も原稿をまとめます。