2013/04/25

料理と男子

料理する男子はモテるとか、
料理する男子はかっこいいと言われることが多い昨今ですが、
実際はどうなんでしょうか。
本当にモテるんでしょうか?

私の友人には、
料理の好きな男性がいーっぱいいます。
何人か集まると、
たちまち台所と冷蔵庫の取り合いになりそうです。

彼らの大半は、
料理が好きなのは飲むのが好きだからという動機のもとに、
あんまりモテを意識してる感じがしないです
(私が気がつかないだけで、実は作戦か?)
作る料理も、
酒のつまみや山盛りご飯に合うおかず系。

そんな友人たちとは、
20代30代の頃は毎週末誰かの家で
飲んで食べて作ってを繰り返していました。

その間、「あの人料理が作れるから好きになっちゃった」という声を
他の女子から聞くことはありませんでした
(もしかしたら、
知らないところでそんなことを思う人も
いたのかもしれませんが、
やっぱり記憶にありません)。

彼らは料理とは別の魅力で女性と結婚したり、
彼女を作っていた気がします。

料理をする男子=モテるって、
いまだにピンとこないなあ。

でも。
しかし。
料理を楽しそうに作っている男子=見てて楽しくなる=友達になりたくなる
とか、
料理をおいしく作れる男子=有り難い=頼もしい
という図式には頷けます。

上はビジュアル的なことで、
下は実質的なことですが、
どちらも女性にとってはうれしいことです。

そうか、だからイケメンシェフなるものが
人気になるのか。

って、今さら遅い! 私。

でも本当は、
パーティや飲み会など、
ゲストが多いときだけ張り切るんじゃなくて、
普段のちょっとしたときに
さらりと実力を発揮してくれるのが、
本当の料理上手の魅力なのでは、とも思っています。
あと、あとかたずけ。
これができると、
本当にモテる域に突入ですね。
私はそっちの手際の良さなどに弱いなあ、むしろ。


で、「LEE5月号」

そう、ここに持ってきたかった!
もう発売日からだいぶ経ってしまいましたが、
御紹介したいのです。

中に「Men’sLEE」という
男性を意識したページがあるのですが、
こちらで
「パパと子どものおるすばんごはん」の
取材&文を担当しました。











豚の三枚肉ローストにキャロットラペや
天然酵母のパンなどなど、
とてもおいしいメニューでした。

この企画の担当料理家は
写真左に写っている、
山田英季(ひですえ)さん。
この方、いつも楽しそうに
料理しています。
あと、さりげなくおしゃれです。

こちらは先日神宮前の「D_MALL」で行われたイベントで、ケータリング中の写真。

やっぱり楽しそうですね。
「D_MALL」は岡山県にある
デニムメーカーさんのお店で、
岡山産の有機農産物やパン、調味料、
海外のおいしいものなども
セレクトして並べていて
とても面白い、楽しいお店です。








で、話を戻して「LEE5月号」内の
「Men’sLEE」へ。
おいしそうな写真は加藤新作さん。

掲載メニューは

・ナポリタン
・チャーハン
・焼きそば
・ホットケーキ

定番をおいしく作って、
お母さんの留守を子どもと楽しむという
企画です。

夫の立場である男性だけでなく、
彼女や友だちに作ってあげても
絶対喜ばれる
テッパンメニューです。
もうすぐやってくるGWにも役立ちますね。


ご興味ある方は、書店でぜひ!

2013/04/24

しゅっぱーつ!

春は出会いもたくさん、
別れもたくさん。

娘の保育園でも、
引っ越しなどで園を離れる友達が何人もいたので、
親子で合同送別会を開きました。

ぞくぞくと集まった20数名の親と、
やはり20数名のこどもたち。
お昼御飯も兼ねてのお別れ会なので、
ご飯の準備は私も含め3人がかり。

メニューはメキシカンにして、
トルティーヤ、
チリコンカン、
サルサ、
ワカモレ、
野菜いろいろとソーセージをたっぷり用意し、
デザートは自分で作るアイスパフェに。


アイスパフェのトッピング選びで整列するちびっ子たちは、
真剣そのものでおもしろいやら、かわいいやら。
自分で作ったてんこ盛りパフェを、
みんな夢中でほおばっていました。

そして、ひまさえあれば走る走る!
ちょっと前までおむつでよちよちしていたちびっ子たちは、
ものすごい勢いで走ったりジャンプしたり。
エネルギーの塊、
全身バネです。

そんな彼ら彼女らは、
はたしてどこまで友達との別れを理解しているんだろう。
彼らの頭の中をのぞいてみたいなあ。

そういえば、
私も4歳の頃引っ越ししたことがありました。
千葉から札幌へ。
新しい幼稚園の新しいクラス(確かたんぽぽぐみだった)で、
「ばださおりです」と自分の名前を
みんなの前で言ったことを覚えています。
まだ緊張する年齢じゃなかったのか、
すぐに友達ができて
クラスにも馴染んだ記憶があるなあ。

それからすぐ、好きな男の子ができたんだよなあ。
やっくんという名前の子で、
なんとある日その子に「僕、さおりちゃんが好き」と言われて
人生最初の恋がいきなり両想いという事実に
びっくりしつつも
有頂天になっていたら、
なんとなんと、
同じ名前の違うさおりちゃんが好きだってことがすぐわかり、
じゃ、なんで私に言うのよ!と
早くもねじれた女の感情を抱くことになったのでした。

男って……。

と、4歳の苦い初恋を思い出したのですが、
さていまどきの子どもはどうなんでしょう。

そもそも、お別れとか引っ越しが
どのぐらいピンときてるのかなあ。

引っ越した子が園に来なくなって、
しばらくしてからふと気がついて
「あれ、お母さん○○ちゃんいないね」
と聞いてくるんじゃないかと
勝手に思っていましたが、
どうやらそうでもないらしい。

娘の場合は、朝保育園に向かう玄関先で
「○○くんは、まだ来るの?」と
引っ越しの日を確認してきたり、
「●●ちゃん、ずっと同じならいいのにね」と
いじらしいことも言う。

どうやら、もうちびっ子だからと侮ってはいけないらしい。
いろいろ察しているんだね、
ちびっ子なりに。

なかでも一番驚いたのは、
送別会の締めのあいさつのとき。
お友達の男の子のひとことでした。

引っ越しされるお父さんやお母さんが
お別れの挨拶をしたあと、
引っ越しするお家のお父さんが冗談めいた感じで
「お前もあいさつしたら」と男の子にうながすと、
その子はよくとおるでっかい声で
「今日は、みんなと遊べて、楽しかったです!」
とはっきりあいさつしたのでした。

大人だってちょっと緊張してしまう
大勢の前でのあいさつで、
君はなんて清々しいんだ!

しかも、
アドリブでこの決めっぷり。
もうそのひとことを聞けただけで、
お別れ会は大成功。
親たちは、
ただただ子どもの成長の素晴らしさを
実感した瞬間でした。

と同時に、
シンプルに、はっきり感謝するという
あいさつの極意を4歳児に学んだひととき。

新しい環境でもぐんぐん成長して、
また周囲の大人を驚かせてほしいなあ。

みんな、未来に向かってしゅっぱーつ!