オリジナルはすごく甘い! |
ポルトガルのデザートをお出ししています。
デザートは、
作る側としてはできるだけ簡単に作りたい。
食べる側とすればたっぷりは必要ない。
そしてできれば、
香りでも見た目でも味の組み合わせでもいいので、
印象に残るものがいい。
なんというか、
なごみのためのひとさじなんですよね。
甘いものがあまり好きではない人にも、
喜んでもらいたいし。
かく言う私も、
実は甘いものよりしょっぱいものが好き。
でも、人が集まったときにデザートがあると、
やっぱり楽しい時間が生まれると思います。
最近のデザートは「ナタ・デ・セウ」
訳すと天国のクリーム。
はじめてポルトガルのレストランで食べたとき、
卵黄クリームのコクと白くて軽いクリームの組み合わせや、
素朴な味わいに衝撃を受けて(大袈裟だけど、本当にそう)
思わずお店の人に作り方を聞きました。
簡単でシンプルな味、
しかも名前がいい。
天国のクリーム、だなんて!
それは食べてみたくなります。
ちなみに、もしもポルトガルで食べることがあったら
気をつけてください。
ものすごーーーく甘いです。
上に乗る卵クリームが甘いんですよね。
かわいいビジュアルですが、
パンチを食らったかのような衝撃甘さだったりします!
うちでお出しするものは、
自分がちょうどいいと思えるぐらいまで
この甘さを極力控えています。
でも、ポルトガルのお菓子職人さんが食べたら、
きっと甘さが足りない!
ってことになるんだろうなあ。
甘さを守るのも、
ポルトガル菓子の伝統でもあると言っていたから……。
隠れて、甘さ控え目!
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