本日のメニュー |
隅田川沿いの桜も次々と咲き出し、
春の陽気が気持ち良い週末。
我が家で月に数回開店する「ポルトガル食堂」でも
話に大輪の花が咲きました。
今回のゲストは、
ワインが大好きな方ばかり。
ポルトガル料理にワインは欠かせない存在なので、
私も嬉しくなります。
基本の2本以外にも、
万が一足りなくなったらと
予備をいろいろ揃えました。
飲む人の特徴その1
料理はおかずとしてではなく、
おつまみとして見る。
ラベルのデザインはモダンです |
料理をしている途中の素材でも、
「それに塩振ってすぐ食べたい」など、
おつまみ探しに余念がない。
飲む人の特徴その3
開いているグラスを見つけると、
すぐに足す。
以上、今回のゲストのみなさんに共通していた、
非常に理解しやすい行動パターンでした。
私もまったく一緒ですねえ。
テーブルについたらまずは飲もう!ということで、
最初にヴィーニョ・ヴェルデで乾杯。
今日のワインは「アフロス」(美の女神・アフロディーテから)
のローレイロという、
ポルトガルの地ブドウ・ローレイロ100%のワイン。
香りの良く、爽やかで、コクもあり。
オーガニックな製法のワインです。
あつあつでも、冷めてからでも |
パンとアスパラガスを一緒に炒める
ポルトガルの家庭料理「ミーガシュ」。
にんにくやビネガーが味の核になっていて、
これは仕上げに卵でとじるレシピ。
ミーガシュは、残ったパンが素材の主役。
ボウルで和えるだけの軽いサラダ風から
オリーブオイルたっぷりで炒めるもの、
豚の脂ですっかりペースト状になるまで炒め練るものと、
バリエーションが豊富です。
いずれも、豆や肉、野菜などいろんな食材と組み合わせます。
古い時代は、パンが余っても冷凍などできなかったわけで、
残ったパンは悲しいかな日に日に固くなっていく。
これをどうおいしく食べるかは
パンが主食文化圏の国々では
きっと死活問題だったんだと思います。
だからポルトガルには、
ミーガシュ以外にもパンを使うスープやデザートなど、
パンレシピは豊富です。
ポルトガル料理を知るのに おすすめのひと皿 |
ポルトガル料理が初めてという方が多いときは、
必ずお出しする料理です。
パプリカで下味を付けた豚とあさりを炒め、
揚げたじゃがいもを絡めます。
本当は、熱いうちに刻んだコリアンダーをたっぷり和えるのですが、
今回はコリアンダーが苦手なお客様がいらしたので
別添えにしました。
追いがつおならぬ、
追いコリアンダー、です。
そういえばこのコリアンダー、
なんと呼んでいますか?
タイ語のパクチー?
中国語の香菜(シャンツアイ)?
同じハーブですが、
国によって呼び方が違いますよね。
ちなみに日本での和名はコエンドロ。
鎖国い以前にポルトガル人が伝えたため、
ポルトガル発音の「コエントロ」が残ったもの。
こんなところでもポルトガルとの古からの縁を感じます。
少量でも、甘さに満足 |
天国のクリームという意味の
「ナタ・デ・セウ」
黄色い部分は、
ポルトガルのお菓子によく使われる卵黄のクリーム、
白い部分はあれとあれをミックスした
ふんわりしたクリームです。
間に挟んでいるのは
砕いたマリービスケット。
スプーンですくって3つを一緒に口に入れます。
このハーモニーがたまりません!
ポルトガルのスイーツには、
マリービスケットを使うものが
結構多くて、
ケーキのように仕立てるものもあります。
どうしてなのか。
ポルトガルのお菓子職人さんなどに何度か聞きましたが、
結局誰もよくわからない。
分かる人がいたら、教えて欲しいです。
1日中ポカポカ陽気だったこの日はお花見日和でもあり、
参加された方々は隅田川の桜を堪能して、
その後ビアホールで二次会を開いたとか!
天気が良くて桜がきれいなら、
そりゃ飲みますよねー。
私も追っかければ良かったなあ。
次回の二次会は参加します!
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