個人的にも作ってみたいレシピがたっぷりの、充実の内容です。
表紙の料理はオルランド小串さんの、ヤングコーンのオーブン焼き。 パルミジャーノチーズと塩、オリーブ油を振りかけてオーブンで焼いたもの。 簡単そうですが、大事なコツあり。詳しくはP1を |
ズッキーニやトマト、きゅうり、なす、青菜、枝豆、とうもろこしなどなど、
旬のなじみ深い素材を使った、和洋中国籍を問わない野菜料理のレシピがこれでもかと。
いつもとは違った食べ方で野菜料理を試すには、絶好のチャンス。
生もコンフィも合わせて使う、「ラ・ブランシュ」田代シェフのトマト使い。
「オステリア・オ・ジラソーレ」の杉原シェフは、調理方法によるなす5変化。
暑い今の時期、私は茹でなすのサラダを試してみたい。
「一凛」橋本さんの青菜の茹で方、枝豆の蒸し煮は、私達の日常の料理にすぐに役立てられるもの。
「トラットリア29」竹内シェフのセロリの葉パスタは、セロリ好きにはたまらないレシピ。
元はセロリの葉をバジルの代わりに使ったまかないだったというのも、とても親近感が沸きます。
そして今回は、私も誌上でポルトガルのげんこつじゃがいもをご紹介しています。
尊敬するシェフ達が並ぶ中にお邪魔させていただいて恐縮至極なのですが、
ポルトガルのシンプルな家庭料理も、注目いただけると嬉しい。
そうそう、和歌山の「ヴィラ・アイーダ」小林シェフを8ページに渡ってインタビューした、井川さんの取材も読み応えたっぷりです。
さらに嬉しかったのが、今月号の巻末の編集後記。
私のページを担当された編集者のHさんが、
料理の感想を文章にして寄せてくださっていて、
思わず何度も読み返してしまいました。
取材いただきながら、この家庭料理は誌面に耐えうる内容なのかと実は不安もあったので、本当にほっとできました。
Hさん、ありがとうございます!
私も月刊誌の編集者をしていたので実感があるのですが、
あの小さな編集後記のスペースは、
編集者にとって唯一個人としての思いを発露する場所。
担当した特集のことだったり、休暇の出来事だったり、
自分がいま伝えたいことを凝縮して書き記す場所です。
普段自分の抱える企画で忙しい編集者の同僚同士が、
今月はあの人、何を書いているのかなと様子を知ることができるのも、編集後記。
そう、雑誌の編集部って、個々に特集企画を持っているので、
同僚の様子が全然分からなかったりもするんです。
雑誌を作っている者の個性を中の人も外の人も読み取れる、
ある意味編集部の雰囲気を感じられる箇所です。
というわけで「料理通信」最新号、
皆さんも、ぜひお手に取ってご覧ください!
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