2012/08/25

猛暑に飲もう! ヴィーニョ・ヴェルデ

毎日鍋の中みたいな暑さですねえ…。
煮えすぎのお芋みたいに、溶けかかってます。


1か月前のブログで
8月はどうなることかと心配していましたが、
やっぱり猛暑でしたね。

でも、暑いの結構好きです。いや、大好き。
「あっついねー!」といいながら、太陽を眩しがって歩くのも大好き。
いわゆる夏休みの時期に、仕事するのも嫌いじゃない。

でも好きな分、8月末になると寂しさが募ります。
センチメンタルな気分になってしまいます。
ああ、夏休み(じゃないのに)終わっちゃうっていう気持ちが
胸の奥から沸き起こってきてざわざわします。

これっておそらく、義務教育を経験している
日本人全般に刷り込まれている
共通の感覚なんじゃないかしら。
夏休み終わっちゃう!夏も終わりだ!
浮かれた季節が終わっちゃうよ、あーあっていう感じ。

家ではラジオを聞くことが多いのですが、
当然ながら8月末は「夏ももう終わりです」的なトークが増える。
それを聞くと、たちまち寂しさ倍増です。
ああ、もう夏休みソングも聞けないんだなあ、また1年待たなきゃって。

この間、撮影中のスタジオでJ-waveから
サザンの「真夏の果実」が流れていたのですが、
おおー、夏だねーとみんなで聞いていました。
聞きながら、すでに8月の後半に入っていることをふと意識して、
ちょっと複雑な気持ちに……(どれだけ夏が好きなんだろうか)。

なんというか、夏にはこの季節特有の解放感があって、
いろんなことをゆるめてくれるんですよね。
私はきっと、そのゆるい感じが好きなんだろうなあ。

書いていたらもう寂しくなってきましたが、8月はまだあとちょっと残っています。
夏は終わってません!
実際暑いしね。
だから真夏向きの話しを書こうっと。

グラスでシュワット泡がはじけています!
この煮えたぎる猛暑にピッタリなのは、
ポルトガルの微発泡ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」です。
私は夏はビールより断然こっち!
冷蔵庫は「ヴィーニョ・ヴェルデ」のボトルだらけです。

「ヴィーニョ・ヴェルデ」とは直訳すると緑のワイン。
「ヴェルデ(緑)」はワインの色を指していると同時に、
若い、つまりフレッシュという意味もあります。

シュワシュワと微発泡で飲み口がとても爽やか、
しかもアルコール度数が10度前後と
ワインにしては軽めだから、
ビール感覚でゴクゴク飲める。

この夏は、本当によくヴェルデを飲みました。
もちろん今晩も飲む予定です。
冷蔵庫でしっかり冷えています。


新入りクン、またお世話になるよ!






毎晩開けていたら、
ついに愛用のワインオープナーが壊れてしまったので、
慌てて新しいのを買いました。

私が好きなオープナーはこれ、ブラバンシア。
コルクの上にあててクルクル回すだけで
力がいらないので、
酔っていてもすぐにボトルを開けられるのが便利です。







話しを「ヴィーニョ・ヴェルデ」に戻します。

ヴェルデは現地には何百とブランドがあります。
実際、ポルトガルのミーニョ地方(ヴェルデの産地)の
なんてことない酒屋さんに入るとずらーっとほら、このとおり。


「ヴィーニョ・ヴェルデ」の名の通り、ラベルも緑色が多い

ポルトガルではいろんなヴェルデを飲みましたが、
とても印象に残っていたヴェルデ(上の写真の右端)がありました。
微妙な違いながら、自分で買うときはこれに手が伸びる、というタイプ。
もちろんお値段も安い。
最近まで日本で見かけることができず、
どこかのインポーターさんが輸入してくれないかなーと期待していました。
そしたらそしたら!


左から、「ブランコ」「アダマナ」、
右はもう少しエレガントな「ロウレイロ」
夏のある日、
打ち合わせで向かった代々木の『クリスチアノ』で、 
商談中のインポーターさんが
まさに輸入されているというじゃないですか、
嬉しくて思わず拍手してしまいました。

で、私がポルトガルでよく飲んだのが
この「ポンテ・デ・リマ」の「ブランコ」と「アダマナ」。

口あたりは柔らかいけれどシュワシュワもクッキリ、
でも、微発泡なので泡はきつくない。
ブドウの香りも品よく、そしてやっぱりフレッシュ!
ポンテ・デ・リマというポルトガル北部を流れる
リマ川沿いの北の村が産地です。

 そういえば、前にリマ川沿いを散歩して
 撮った写真あったはず……。
 ありました、これですね。
 



そんなに川幅は広くないので、
対岸の様子もなんとなく見える
以前この一帯をドライブしたのですが、
とにかく見渡す限り緑、緑、緑。
まさにヴェルデ(緑)の土地なのです。

さて、このワインを輸入している
インポーターさんのお名前は
「ヴィーニョポルト」
ネットで個人の購入も可能です。
http://www.vinho.jp/

社長の佐野さんによると、「ポンテ・デ・リマ」の「アダマナ」の在庫はあと少しで、
次回は10月初旬にドーンと入荷予定だそう。

ちなみに、佐野さんという方も面白いんです。
だって、ポルトガルのワインだけを扱っているんですよ。
どうしてポルワインだけの会社を立ち上げたのか伺ったら、
「出張でポルトガルへ行った時に、
高速道路で何気なく買ったワインがとても安くて、
かつこれまでに飲んだことがないくらい美味しかったので
興味を持ち始めました」とのこと。

こういうきっかけで商売を立ちあげてしまうのめり込み感覚、
ウソがなくてマニアックで愛があって、私は好きです。

ちなみに個人でワインを買うまで行かなくても、
ポルトガル料理屋さんでなら「ポンテ・デ・リマ」は味わえるようになると思います。
だって、佐野さん張り切って営業されていたから。
少なくとも、代々木の『クリスチアノ』でなら飲めます。
あ、でもその日売り切れていたらごめんなさいね、
ほかのヴェルデももちろんおいしいから、あれこれ飲んでみてください!

まだまだ暑い日が続きそう。
おかげでヴェルデがまだまだおいしい!
夏っていいなあ。

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