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もうすぐ春!な雰囲気のラベルを中心に選びました |
通常の「ポルトガル食堂」は
着席でゆっくり料理を楽しんでいただく食事会形式の教室です。
が、たまには大勢で
いろいろなワインを飲みながら
みなさんとおしゃべりしたいと思い、2月27日(土)に
初のタスキーニャ(居酒屋)スタイルで開催してみました。
タスキーニャスタイル、
主催者が言うのもなんですが……最高でした!
みなさんで乾杯後、
それぞれが選んだワインを飲んで「ほーっ!」とおいしい溜息をつき、グラスを見つめる。
この瞬間がなんともいい。
「ね、やっぱりおいしいですよね、ポルトガルのワインって」と
嬉しくなるのです。
いつもは作りながらですが、今回おつまみはテーブルに準備しておくので、
みなさんと飲みながらゆっくりお話ができる。
最後に締めのアローシュ(ご飯)料理をその場でつくり、
できたてを食べていただく流れ。
なんでもっと早くこの形を思いつかなかったんだろう!
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14名様で、大宴会!ありがとうございました |
立食の方が、
会話も一層弾むのかもしれません。
みなさんの楽し気な話し声が
部屋中に広がって、BGMも聞こえない!
料理とワインを介して、
なんとも楽しい時間が生まれました。
ちなみに集合写真を見ると
まるで以前からの仲間のように見えますが、
みなさん今回初顔合わせの方ばかりです。
ワインは、
春を目前にした今だから飲みたい、
ワクワクするラベルと味を中心に
7種をセレクト。
ヴィーニョヴェルデ4種、エシュプマンテ1種、赤2種、おまけでポートワインも。
どれも軽めのサーブでご提供だったので
7種制覇された方もいらして、
ボトルが気持ち良いほど空きました。
せっかくなので、
ざっと今回のワインをご紹介します。
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ヴィーニョヴェルデの大定番 |
まずはヴィーニョヴェルデの白。
ヴィーニョヴェルデはポルトガル北部の
ミーニョ地方でのみつくられる、
早飲みタイプのフレッシュワイン。
微発泡のものが多く、
きめ細かい泡が溶け込んでいます。
このカザルガルシアは
そんなヴィーニョヴェルデの中で大定番のブランド。
可愛らしいいラベルデザインは、
北部のレース編み模様がモチーフ。
見た目からも軽やかさが伝わってきます。
飲み心地はフレッシュですっきり爽やか、
ほど良い酸味で和食にもよく合う。
本国では、世代を超えて長年愛され続けています。
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ストロベリーカラーのシュワシュワ辛口ロゼ |
ヴィーニョヴェルデには白だけでなくロゼも赤もあります。
これは上のカザルガルシアのロゼ。
グラスに注ぐとベリー系の果実のような香りが
華やかに広がって、
ピンクの泡がシュワシュワはじけ、
見た目にもとっても楽しい。
味わいはイメージに反してきりっと辛口なので、
料理とも合わせやすく、
お花見の時期にはぴったり。
今回のタスキーニャでは一番人気だったようで、
真っ先に空になりました。
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シンプルだけど印象に残るラベルデザイン |
こちらもヴィーニョヴェルデ。白です。
トレヴォ(クローバー)という名前。
素朴な雰囲気が好感持てます。
私はCDもワインもジャケ買いが大好きなんですが、
これはラベルの楽しさにつられて買って、
飲んでみたら大正解だったワイン。
バランスが取れていて
ぶどうのうまみもしっかり感じるので、
最近のお気に入りでもあります。
飲み飽きない、
食事に合わせやすい、
毎日飲めるヴィーニョヴェルデです。
(毎日飲んじゃうから、残り数本!)。
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見るからに爽やかで、も上品 |
こちらもヴィーニョヴェルデ。
やはり白です。
ワイナリーに双子の可愛い娘が誕生したのを記念して
つくられたのだそう。
他と比べるとやや酸味が立っていて、
ついつい飲んじゃうタイプ。
ボトルの溌剌としたイメージが
味にも表れています。
初夏から盛夏の季節には
こればっかり飲んでしまいそう。
今から食堂用に買い溜めしておこうかな。
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モノトーンのラベルは大人な雰囲気 |
そして、エシュプマンテ。
スパークリングワインです。
なんと赤。
ヴィニャオンというポルトガルの土着品種ぶどう100%。
このヴィニャオンは、ほかのどれとも違う
独特な果実味が特徴で、
しっかりした渋みや黒ぶどうの骨太なうまみが
たっぷり含まれています。
その濃厚な味わいを、
シュワッとキレの良い泡が和らげるので
赤なのに飲みやすい。
今回、これが一番印象に残ったという感想も
結構ありました。
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ラベルのてんとう虫は自然派の証 |
さらにポルトガル品種のブドウだけでできた
自然派赤ワインも。
私が大好きな1本です。
これ、2083円でいいんでしょうか。
と、飲むたびにつぶやいてしまいます。
丸みがあるけれど、
ぶどうのうまみもしっかりあって、
果実味豊か。
ああ、ぶどうのお酒を飲んでいる!と感じられる、
それでいてアタックが強くないので
グラスが空くと、つい注いでしまう。
なめらかでのびのび、
味わい深い1本です。
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明るくて洒落たお姉さん! |
最後に赤をもう1本。
こちらも、とても人気がありました。
南のアレンテージョ地方のもの。
太陽の光をさんさんと浴びた、
果実味たっぷり、香りも華やか、
エレガントな仕上がり。
ラベルのすっきり洒落た感じが
飲み心地にも表れています。
ボリュームのある肉料理もいいし、
トマトソースのパスタなども相性よし。
我が家でも、
気軽に開ける赤です。
と、ざっとワインの紹介でした。
次回の「ポルトガル食堂」TASQUINHAスタイルは、
4月30(土)に開催予定。
気になる方はこちらまで、
お気軽にお問い合わせください!