大西洋へ乗り出す地、サグレスへ。
エンリケ航海王子が海を渡る作戦会議をしたと言われる、ヨーロッパの最果。
巨大な彫刻刀で潔く削ったかのような断崖絶壁が長く続く景色。
ここからポルトガル人達が覚悟して旅立つことがなかったら、
ヨーロッパとアジアの食文化ミックスは起こらなかったといえます。
チャレンジャーな彼らのおかげで、日本にもカルチャーショックと言える南蛮文化の大流行が起きました。そして生まれた天ぷらやカステラ。もちろん食以外の文化も。
そんなことを考えながら、何もない要塞を歩く。
人間の小ささと大きさの両方を、しみじみ感じる容赦無い場所。
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