2021/04/16

Hers春号 ナチュラルワイン

届いたばかりのHers春号、厚みがあって読み応えあり。




いろんな人の器選びや食材選び、暮らしぶりなどなど情報もたっぷり。
黒柳徹子さんや柴門ふみさんのインタビューエッセイもとても面白かった。
とくに柴門ふみさんのエッセイ。
いま私は、こういう先輩女性の話が読みたかったのだ。嬉しい。

私はワインページを担当。
浅草「ラメゾンド一升ビン」 女将の岩倉久恵さんに、
日本のナチュラルワインについて、超噛み砕いたお話をたっぷり伺いました。
どんな人がどんな場所で、どんな想いでワインを造っているのかというお話も。
よく分からないなら、まずはこれ飲んでみて、という具体的なおすすめワインも載せてます。参考になりすぎる!

ナチュラルワインだからって特別扱いせず、

dancyu最新号 ひとり呑み道

最新号のdancyu、ブックインブックのテーマはひとり呑み道。
目次を見ると、いつの間にか私も映えあるひとり呑み達人になっており。





そこはかとなく嬉しい。
とびらでは、おっと荒川良々さんが千住で飲んでるよー!
ドラマ俺の家の話の良々さんも痺れる役だったー。あのドラマ、ほんと面白かったなあ。
また録画見ながら呑もう。

誌面には魅力的なお店が並ぶなか、
私は御茶ノ水にある「ポルトガル酒場ピリピリ」を、遂に!満を持してご紹介しています。
ピリピリさんといえば、名物フランゴアサードコンピリピリ、
英語ではよくチキンピリピリなどと訳されるように、
つまりは若鶏の炭火焼ピリ辛ソース仕上げが大定番。
ポルトガルではもちろん、イギリスやオーストラリア、アフリカなどでもテイクアウト専門店が人気で、
そういえば昔、ジェイミーオリバーもピリピリチキン作ってたなぁ。
イギリスとポルトガルは縁の深い間柄だから、
ポルトガル料理を知る機会もあるだろうし、
近いから旅行する人も多いし。
レシピにいろいろハーブを加えるあたりが、ジェイミーっぽかった。

ピリピリでは、もちろん正統派が食べられます。
料理人の堤ゆりさんのこだわりで、現地同様炭火でパリッと焼いてから、
辛いピリピリソースを塗っているので、
香ばしくパリパリの皮とふっくらした肉を同時に楽しめます。
改めて取材させてもらうと勉強になることがいろいろありました。
ゆきさんゆりさん、改めてどうもありがとうございました。
ラテン姉妹のバイブス、また感じに伺いますね。

春の夜は、マスクとディスタンスでエンジョイひとり呑み。

2021/04/13

cakes 連載「ポルトガル食堂」マリアのじゃがいもサワーソテー

cakes 連載「ポルトガル食堂」更新しました。
「マリアのじゃがいもサワーソテー」
https://cakes.mu/posts/33568




ホームステイ先のマリアが教えてくれた、彼女の故郷の料理。
小さく切ったじゃがいもを多めの油で揚げ炒めして、
仕上げに白ワインビネガーをむせ返るほどふりかけて完成。
キッチンにはもうもうと酸っぱい香りが立ち込め、
目がしょぼしょぼしてびっくりしたなあ。
名もなき家庭料理だけど、私の中では最もポルトガルらしい味のひとつです。

合わせる4月の推しワインは、
ポルトガルのダン地方で作られるジューシーなロゼ。
春の気分を盛り上げる桜色で、味わいはきりりと辛口。
酸もほどよく赤いベリー系の香りがふんわり広がる、
ビオディナミで造られているオーガニックワインです。

「カサ・デ・モウラス ダン ロゼ 2018」2367円(税込)
扱いは @wine.kishimoto 🍷

2021/04/09

5月1日(土) 出張ポルトガル食堂開催atコトラボ

阿佐ヶ谷のコトラボさんで、出張ポルトガル食堂を開催します。

5月1日(土) 11:30~13:30 atコトラボ
予定メニュー
豚とあさりのアレンテージョ風
そら豆とベーコンのワイン蒸し
イワシのザラガトーア+パン
にんじんのオレンジクミンサラダ
グラスワイン2杯←ヴィーニョヴェルデと軽い赤






普段とは違って簡単な実習もあります。
食事の際は、旅の写真をお見せしながら話もします。
ポルトガルの旅を感じてもらいつつ、ワイン飲んでごはん食べる、そんな感じです。
よかったらぜひ!

自宅でのポルトガル食堂開催は、5月ごろからを考えております。

https://www.coto-lab.com/lesson/detail/?plid=1816

2021/04/08

cakes 連載「ポルトガル食堂」春キャベツと鶏ささみのクミン春巻き

cakes 連載「ポルトガル食堂」更新しました。   





スパイシーな香りが食欲をそそる「春キャベツと鶏ささみのクミン春巻き」
https://cakes.mu/posts/33444

クミンをきかせたキャベツの春巻き。
ふちを閉じるときに小麦粉ののりの上にクミンシードを散らして揚げると、
クミンシードが加熱されてかぶりついた瞬間にスパイシーな香りがふわっと広がる。
中のキャベツはしっとり甘く蒸され、ささみもやわらか。ソースは要りません。

合わせる3月の推しワインは、ポルトガルのミーニョ地方で作られるヴィーニョ・ヴェルデ。
すっきりの中にうま味の芯を感じる、ポルトガルの緑のワインです。
春を待つ今の時期によく似合う、爽やかな酸味や柑橘のような香りにかすかな甘味もあり、
しかもアルコール度数は低めの10%で食事にも合わせやすい。
醸造家のヴァスコ・クロフトは、ぶどうの農法も醸造工程もできるだけ自然のままがモットー。
ラベルデザインそのもののような爽やかな味わいが、春キャベツの甘さにも寄り添います。

「アフロス テン」2291円(税込)
扱いは @wine.kishimoto 🍷

2021/04/07

web料理通信 福島県郡山市の色の未来を豊かにする人たち

web料理通信の取材で、2年ほど前から福島県郡山市の農家や飲食店など、食にまつわる方々を取材させていただいています。

これまでも、郡山ブランド野菜作りを牽引する鈴木農場・伊東種苗店代表の鈴木光一さんや、300年以上続く酒蔵仁井田本家蔵元で杜氏の仁井田穏彦さんなど、福島の土地に根ざした食文化を守ろうとしている方々にお話を伺って来ました。
これまでの記事は、2019年12月のこちらや、2020年12月のこちらでご覧になれます。

そして今回は、生産者ではなく小売店と卸の立場で活躍しているしのや代表の篠原祐太郎さん取材し、お話を伺っています。




お忙しい時間を頂いているので、たとえ短い時間でも芯のある話を伺いたい。
どこかで聞いたような話ではない、その方ならではの経験や考え方を聞き取れるように。
でもいざ話を伺い出すと、取材というよりも、人としての生き方を教わっているような気持ちになります。

福島県郡山市で出会った方々は、個々の経験から得た生き方の哲学を持っていました。
震災でとてつもない苦労をしてきたことももちろん伝えるべき事実ではありますが、そこからいかにして、自分の人生の在り方を探り当てて来たかという、その日々のもがきと積み重ねにこそ、学ぶべきものが多い。

今のような先の見えない状況に対しても、郡山の方々は泰然自若として、頭の中をフル回転させながらも、粛々と働き暮らしているように見えました。

そんなことを思いながら取材した記事です。時間がありましたら、ぜひご一読下さい。