2017/08/28

8月26日「ポルトガル食堂」豚とあさりのアレンテージョ風など

夏は白クロスで爽やかに。
赤ワインこぼして、しみになってもいいんです、
だってしみは、楽しかった食事の記録だからね

先週末8月26日の「ポルトガル食堂」は、
定員を超えた10名様で開催しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

場所によっては、お席が少し狭かったかもしれません。
しかし、席が近かったからか、話がかなり盛り上がって、
クーラー強めても部屋の温度が下がらない!
もしかしたら、着席の会では一番賑やかだったかもしれません。


酒豪のみなさま!いい顔!
豚とあさりのアレンテージョ風と、
天草のたこを使ったたこごはん、
6種ハーブのサラダ、デザート、コーヒー。


参加いただいたHさんのインスタ写真をお借りして。
豚とあさりのアレンテージョ風に使ったじゃがいもは、
北海道ニセコ道の駅で買ったじゃがいも「とうや」。
素揚げだけでもなまらんまい!

ワインもポンポンと空きました。
カザルガルシアのロゼは、ストロベリーの香り、味はきりっと辛口。
ピンタネグラ、つまりほくろを意味するアデガマエンの白は、香りふくよか、かつミネラリー。
ドム・ドミンゴのヴィニャオンは、珍しいヴィーニョヴェルデの赤。私が飲んでみて欲しいと思うワイン。
ポルトガルオリジナルのヴィニャオンというぶどうのコクと旨味と酸味のバランス、
がっちり濃い紫の色、ぎゅっと濃いブドウの香り、
なんたってボトルに残るおりの量が凄いのです。
これを冷やしていただくのが、私は好きです。

さらに今回は、ワインエキスポーターで友人のカルロスが、
試飲としてお土産で持ってきてくれた日本未輸入のものも2本。
1本は以前訪ねたギマランイシュ郊外のワイナリーのヴィーニョヴェルデで、
ラベルはキャッチ―な黄色に小さく紋章入り。
残暑厳しい晩夏にぴったりの、気軽に飲める、爽やかでうま味もある微発泡ワイン。
インポーターさん、日本に入れて欲しいなあ。
みなさんの感想もとても良かった。
ブラガオンの赤、これまた口当たり滑らかで余韻たっぷり、ミドルボディが飲みやすい。
庶民価格でこの質!ほんと、ポルトガルは裾野が広くて、本当に日々のワインを大切に考える、誠実な国なんだなあとしみじみ。
料理に合わせながら、みなさんであれこれ楽しみました。

ポルトガルのワインのイメージが相当変わったという方、
赤のヴィーニョヴェルデがはじめてで好きになったという方、
やっぱり微発泡ワインが爽やかで飲みやすいという方、
みなさんそれぞれに、自分の好みを見つけられた様子。


ワインは独りで飲んでもおいしいけど、みんなと飲むと楽しい!

次回9月30日(土)のタスキーニャは、

おかげさまで満席となっております。
10月は14日か21日(土)のどちらかの予定ですので、
決まりましたらアップいたします。

10月6日(金)ミッドタウンIDEEでの会はまだお席がありますが、
いつも満席になるのが早いので、気になる方はご予約を。

お申し込み、お問い合わせはこちらか、
IDÉEショップ☎03-5413-3454までどうぞ。

今週で8月も終わりです、寂寥感が募りますねえ。

涼しくなる朝夕の空気に感傷的になるのもつかの間、
娘の宿題の様子も気になるし、
私の仕事の締め切りも迫る。

まだ耳にする蝉の鳴き声をBGMに、
原稿を書いたり仕事したり、ちびっこの宿題見たりしますよー。

2017/08/24

メトロミニッツ9月号「料理と教室」取材いただきました。

先日、メトロミニッツさんの取材を受け、
改めて自分の行っている「ポルトガル食堂」を考える、
非常にいい機会になりました。


メトロミニッツ最新号は「料理と教室」
料理そのものを知りつつ、教室で過ごす時間も楽しむという
考え方をふまえたタイトルが、今を捉えていると感じます

編集者であり、ライターである私。

ポルトガルの料理を作ってふるまったり、
誰かと楽しくワインを飲むのも好き。

数年前、ポルトガルの取材旅行から帰っては、

友人知人を呼んで食事会を繰り返していたら、
そのうちポルトガル料理を教えて欲しいと言われることが増え、
それなら自宅で、教室テイストの料理会を開いてみようとはじめたのが
「ポルトガル食堂」。
ちょうど4年前の夏でした。

食を軸に、長く雑誌や書籍の仕事をしているので、

料理家や料理人の取材が非常に多く、
特に店を持つ料理人の、
朝から晩まで仕入れ、仕込み、料理を突き詰めている
全身料理人のような方を取材していると、
自分が趣味の延長のような形で料理教室を開いていることに、
最初はモジモジと照れのようなものも感じていました。

でも、違う違う。そうじゃない。

料理は比較するものじゃない。
私の料理は、家庭で作ることが大前提のポルトガル料理。
現地でたくさんの現場を見たり教わったりしながら、
私なりに体得したもの。
仕入れは近所のお店が基本だし、
どこにでもある食材で再現できることにこそ意味がある。
そう思ったら、何か自分だけの滑走路のようなものが
目の前にスーッと伸びているように感じたのです。

そんなこんなで4年。


今でもお客様に食べていただく料理は緊張しますし、

準備もこなれ感なんてまったくなし。
でも、最初に乾杯して旅や食の話が始まると、だんだんリラックスしてきます。
いらっしゃる方ははじめましてのお客様が9割ですが、
不思議とすぐにいい雰囲気になっていただける。
きっと、趣味嗜好が近い方が集まるからと、
ポルトガルワインのおかげだと思っています。

毎回ワインと料理を楽しみながら様々なご縁が生まれ、

いいお話、面白いお話、びっくりするお話などを伺えたり、
ほんと、思い切ってはじめてよかったなと思っています。

cakesでのワイン&料理の連載も、
今年からタイトルを「ポルトガル食堂」に変えました。
なんだろう、私の架空の店みたいな感じでしょうか。
家庭料理を自由に楽しむ場、なんです。
もちろんポルトガルワインと一緒に。

9月の会は、早くも満席をいただいており、

キャンセル待ちとなっております。

「ポルトガル食堂」今後の予定は、

東京ミッドタウンIDÉE SHOPのカフェ「IDÉE CAFÉ PARC」にて、
出張イベント「あなたと旅するポルトガル」を予定しております。
10月6日(金)18:30~20:30 定員20名様 ¥5000
「秋を感じる、うまみ味たっぷりのポルトガルワイン」
ポルトガルの個性を感じるワイン5~6種のテイスティングと、
おつまみ3~4種のフードプレート付き。
オープンカフェでの着席スタイル、
ポルトガル食文化のショートセミナー付き。
ワインが好きな方には大変お得なイベントですので、
いつもすぐ満席になってしまいます。

お申し込み、お問い合わせはこちらか、

IDÉEショップ☎03-5413-3454までどうぞ。

何も考えずに、ただ楽しみに来てください!

2017/08/21

あなたと旅するポルトガル#05「ポルトガルワインサマーフェス2017」盛況でした!

8月19日土曜日の午後、
雲行き怪しいなかの奇跡の晴れ間に、
六本木にある東京ミッドタウンIDÉECAFÉPARCにて
あなたと旅するポルトガル#05
「ポルトガルワインサマーフェス2017」を無事開催することができました。
改めまして、ご来場いただいたみなさま、
イベントに参加くださったインポーターやお店のみなさま、
ありがとうございました。
主催者として、心よりお礼申し上げます。


ミッドタウンのオープンカフェは、かなり穴場。
都会の真ん中とは思えない解放感が心地よいのです
先週は雨ばかりのお天気で心配だったのですが、
当日は曇り、たまーに晴れ。
たくさんの方々にご参加いただけてほっといたしました。
やはりワインも農作物も人の営みも、すべては自然の赴くまま、ですね。

この日は東京、大阪と5社のインポーターさんが持ち寄られた

ポルトガル各地のワインなんと約40種が飲み放題。
そして気に入ったワインはその場でお得なお値段で購入できました。
あれこれミックス箱詰めで宅配ももちろん大丈夫。
街場のワイン屋さんではなかなかお目にかかれない希少ポルトガルワインばかり、
ここでしか出会えないものも。
そのせいか、お客様のお買い物のリズムも早い早い!


お洒落な雰囲気のラベルが多い、ヴォガ・ジャパンさん。
ご担当の三好さんも、白シャツ系のお洒落な方



モダンな雰囲気のワインも

試飲して、最後に買おうと思っていた私の欲しかったワインは、

軒並み完売(涙)。
いいんです。次に買うぞ!


都光酒販さんのポルトガルワインはしっかりした味が人気でした。
キュートなラベルもあり!
そしてご担当の塩谷さん、独特のトークが面白い方でした


ポルトガル各地のワインはもちろん、
マデイラワインに関しては日本随一の
木下インターナショナルさん。市原さんはさすがワインのお話上手!


友人の醸造家・ディオゴが手掛けるアデガ・マエンのワインは
ファインズの美女チームがご担当。

ディオゴ、きみのワインは好評だったよ!
母国ポルトガルのワインを愛する
ペドロさん率いるポルトガル・トレードのチーム。
味わいを超える驚きの価格は、

ポルトガル人同志で行う交渉術によるものだそう。
この日は新幹線で大阪へとんぼ返り、ご参加ありがとうございました!



そして今回はワインだけではなく、
ポルトガルらしい器や手仕事雑貨の販売も行いました。
以前からイメージしていたワインマーケットが、
少しずつ形になってきたのが嬉しい。


&コンプレ(アンコンプレ)からは、
ポルトガルが誇る陶磁器メーカー
ボルダロ・ピニェイロのモダンデザインの器。
美しい色、食洗器もOKなどの実用性がさすがの仕上がりです。
店主の阪倉さんは人気のインテリアスタイリスト。テーブル演出も素敵です


ポルトガル各地の出会った手仕事作品を
丁寧に紹介するカステラノートさん。
今回はエリック・サントシュの焼き物を中心に参加。
温かみと、どこか少しだけモダンなニュアンスを感じます


色合いが絶妙な活版印刷のカードが、また痺れる可愛さ!

ワインと手仕事、いい眺めなんですよね。

飲んで、愛でて、また飲む。そしてお買い物。
ちょっと旅気分を味わえます。
あなたと旅するポルトガル、というタイトルのイベントの一環ですから、
やはり旅気分を味わっていただきたいのです。
知らないことを知るって豊かな気持ちになれますし、気分転換にもぴったり。

余談ですが、
今回参加された最年少ゲストは4か月の赤ちゃん!
以前自宅での「ポルトガル食堂」に参加いただいたご夫婦が、
連れてきてくれました。
ふにゃっとした抱き心地は、
もう8年前に味わったあの感触。なんか泣けてくるのはなぜ!?
赤ちゃん見ているだけで、心がほっこり。
泣き出しても、ママに抱かれると魔法のように静かになる。
愛おしい存在です。


ビューティフルなパパ&ママは、
ワインの買いっぷりもビューティフルでしたよ

また、このイベントはモノだけでなく人との出会いもたくさん。
私自身、お客様の中に偶然幼稚園時代の幼馴染が参加していたことが
閉会間際に声をかけていただいて判明し、
感激するやら驚くやら。

そしてイベント終了間際から豪雨と雷が始まり、

最後は涼しい風を感じる1日でした。

大変好評をいただけたので、

来年もこのイベントは続きます。
年内は10月6日(金)18:30~
あなたと旅するポルトガル#06
「秋を感じるポルトガルワイン」と題し、
厳選ワイン5~6種とおつまみの会を開催いたします。
着席スタイル、ポルトガル食文化のショートセミナー付き。
お問い合わせ、お申し込みはこちらか、
IDÉECAFÉPARC☎03-5143-3455
までどうぞ。

また、通常の「ポルトガル食堂」ですが、

次回は自宅スタジオにて
9月30日(土)12:10~15:00
です。
タスキーニャスタイルですので、ワイン7~8種とつまみ各種をご用意し、
立食でお楽しみいただきます。締めにはごはんものもあり。
お申し込みはこちらへ。

どちらもご参加をお待ちしております。

秋の予定をお知らせするなんて、
夏もそろそろ終盤ですね、
ちょっと寂しいな。

2017/08/04

8月19日開催!ポルトガルワインサマーフェス2017

ワインが好きな方にお勧めしたい、
東京で味わうポルトガルワインイベントのご案内です!



あなたと旅するポルトガル ワイン&フード
#05「ポルトガルワインサマーフェス 2017
819日(土)①12001400 ②15001700 2回制

IDEÉ CAFE PARCに、ポルトガルの個性あふれるワイン30種以上が一斉に集まります。
その場で全種類試飲はもちろん、気に入ったものは即購入できる!
同時に、ポルトガル産陶器「ボルダロ・ピニェイロ」販売や、
千葉県野田市「お日様リーフ」産直の新鮮ベビーリーフやハーブ類も販売します。
簡単なおつまみもご用意。

美味しくて楽しい、真夏のポルトガルワインサマーフェスです。
お申し込みはこちらまで。
IDEEホームページ内のイベント情報からもお申込みできます。
ご参加、お待ち申し上げております!