6月19日発売の旅専門誌TRANSITは、まるごと1冊ポルトガル特集。
私は食に関するページを担当しました。
朝昼おやつ夜の4つのシーンを料理で再現し、簡単な解説を付けて。
ポルトガルの味ができるまで、というごく短いエッセイも書いています。
エッセイというか、ポルトガル食文化の概略という感じです。
食にまつわる旅の話やワインについてもいろいろと書きたかったけれど、
誌面の都合で料理そのものに集中し、ご紹介しました。
書けなかったあれこれは、自分の次作に込めようと思います。
ちなみに、中綴じ小冊子の料理店のご紹介と、
見開きワインのページは、私の原稿ではありません。
発売後、何度か聞かれたのでここでお答えします。
私がワインのページを任されたら、
きっと現地写真ばっちりでワインツーリズモなども込みでご紹介したかな。
ポルトガルのワインは、日々進化しているので、
そのあたりをお話したいなと思います。
表紙はコインブラ大学に付属する礼拝堂内部 |
料理写真は、以前からお願いしたかった寺澤太郎さん |
ポルトガルはワインあっての食文化。 やはりワインのことも書きたかったなあ |
旅専門雑誌だけあって、ポルトガルの様々な魅力が、
写真や文章で多面的に伝えられています。
文化、歴史、スポーツ、建築、文学など、各分野のエッセイも読み応えたっぷり。
眺めているだけで、旅気分を味わえます。
取り外しできる中綴じの小冊子は、ぜひ旅のお供にどうぞ。
料理の細かい解説も担当しました。
多分こんなマニアな内容は10年に1度かと思います。
個人的には、ポルトガルを代表する建築家アルヴァロ・シザ・ヴィエイラについて、
シザの弟子であり、ポルトで活躍している伊藤廉さんのエッセイを
もっと読みたかったなあ。
今度お会いしたら、師匠との想い出、もっときかせてもらおう。
吉次史成さんという写真家の方の、
ポルトガルのBLUEを追いかけた写真も非常に印象的でした。
それぞれが見て、それぞれに感じるポルトガルの魅力が、この本にはあります。
これからポルトガルへの旅を考えている人にとって、
旅のスタイルは色々あるのだということを
思い起こさせてくれるものでもあると思います。
あてもなく気ままに散策するぐらいが、
ポルトガルの旅にはちょうど良いのではないかと思うのです。
レストランも、事前に検索しないで勘で入ると、思わぬ出会いがあったりします。
たまにはマニュアル抜きの旅で、偶然の出会いを!
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