2016/03/01

「ポルトガル食堂」TASQUINHAスタイル

もうすぐ春!な雰囲気のラベルを中心に選びました
通常の「ポルトガル食堂」は
着席でゆっくり料理を楽しんでいただく食事会形式の教室です。

が、たまには大勢で
いろいろなワインを飲みながら
みなさんとおしゃべりしたいと思い、2月27日(土)に
初のタスキーニャ(居酒屋)スタイルで開催してみました。

タスキーニャスタイル、
主催者が言うのもなんですが……最高でした!

みなさんで乾杯後、
それぞれが選んだワインを飲んで「ほーっ!」とおいしい溜息をつき、グラスを見つめる。
この瞬間がなんともいい。
「ね、やっぱりおいしいですよね、ポルトガルのワインって」と
嬉しくなるのです。

いつもは作りながらですが、今回おつまみはテーブルに準備しておくので、
みなさんと飲みながらゆっくりお話ができる。
最後に締めのアローシュ(ご飯)料理をその場でつくり、
できたてを食べていただく流れ。
なんでもっと早くこの形を思いつかなかったんだろう!


14名様で、大宴会!ありがとうございました

立食の方が、
会話も一層弾むのかもしれません。
みなさんの楽し気な話し声が
部屋中に広がって、BGMも聞こえない!
料理とワインを介して、
なんとも楽しい時間が生まれました。
ちなみに集合写真を見ると
まるで以前からの仲間のように見えますが、
みなさん今回初顔合わせの方ばかりです。

ワインは、
春を目前にした今だから飲みたい、
ワクワクするラベルと味を中心に
7種をセレクト。
ヴィーニョヴェルデ4種、エシュプマンテ1種、赤2種、おまけでポートワインも。

どれも軽めのサーブでご提供だったので
7種制覇された方もいらして、
ボトルが気持ち良いほど空きました。

せっかくなので、
ざっと今回のワインをご紹介します。

   
ヴィーニョヴェルデの大定番

まずはヴィーニョヴェルデの白。
ヴィーニョヴェルデはポルトガル北部の
ミーニョ地方でのみつくられる、
早飲みタイプのフレッシュワイン。
微発泡のものが多く、
きめ細かい泡が溶け込んでいます。

このカザルガルシアは
そんなヴィーニョヴェルデの中で大定番のブランド。
可愛らしいいラベルデザインは、
北部のレース編み模様がモチーフ。
見た目からも軽やかさが伝わってきます。
飲み心地はフレッシュですっきり爽やか、
ほど良い酸味で和食にもよく合う。
本国では、世代を超えて長年愛され続けています。






ストロベリーカラーのシュワシュワ辛口ロゼ

ヴィーニョヴェルデには白だけでなくロゼも赤もあります。
これは上のカザルガルシアのロゼ。
グラスに注ぐとベリー系の果実のような香りが
華やかに広がって、
ピンクの泡がシュワシュワはじけ、
見た目にもとっても楽しい。

味わいはイメージに反してきりっと辛口なので、
料理とも合わせやすく、
お花見の時期にはぴったり。

今回のタスキーニャでは一番人気だったようで、
真っ先に空になりました。








シンプルだけど印象に残るラベルデザイン

こちらもヴィーニョヴェルデ。白です。
トレヴォ(クローバー)という名前。
素朴な雰囲気が好感持てます。

私はCDもワインもジャケ買いが大好きなんですが、
これはラベルの楽しさにつられて買って、
飲んでみたら大正解だったワイン。
バランスが取れていて
ぶどうのうまみもしっかり感じるので、
最近のお気に入りでもあります。

飲み飽きない、
食事に合わせやすい、
毎日飲めるヴィーニョヴェルデです。
(毎日飲んじゃうから、残り数本!)。







見るからに爽やかで、も上品

こちらもヴィーニョヴェルデ。
やはり白です。
ワイナリーに双子の可愛い娘が誕生したのを記念して
つくられたのだそう。

他と比べるとやや酸味が立っていて、
ついつい飲んじゃうタイプ。
ボトルの溌剌としたイメージが
味にも表れています。

初夏から盛夏の季節には
こればっかり飲んでしまいそう。
今から食堂用に買い溜めしておこうかな。










モノトーンのラベルは大人な雰囲気

そして、エシュプマンテ。
スパークリングワインです。
なんと赤。
ヴィニャオンというポルトガルの土着品種ぶどう100%。
このヴィニャオンは、ほかのどれとも違う
独特な果実味が特徴で、
しっかりした渋みや黒ぶどうの骨太なうまみが
たっぷり含まれています。
その濃厚な味わいを、
シュワッとキレの良い泡が和らげるので
赤なのに飲みやすい。

今回、これが一番印象に残ったという感想も
結構ありました。










ラベルのてんとう虫は自然派の証
さらにポルトガル品種のブドウだけでできた
自然派赤ワインも。
私が大好きな1本です。
これ、2083円でいいんでしょうか。
と、飲むたびにつぶやいてしまいます。

丸みがあるけれど、
ぶどうのうまみもしっかりあって、
果実味豊か。
ああ、ぶどうのお酒を飲んでいる!と感じられる、
それでいてアタックが強くないので
グラスが空くと、つい注いでしまう。

なめらかでのびのび、
味わい深い1本です。









明るくて洒落たお姉さん!
最後に赤をもう1本。
こちらも、とても人気がありました。
南のアレンテージョ地方のもの。
太陽の光をさんさんと浴びた、
果実味たっぷり、香りも華やか、
エレガントな仕上がり。
ラベルのすっきり洒落た感じが
飲み心地にも表れています。

ボリュームのある肉料理もいいし、
トマトソースのパスタなども相性よし。
我が家でも、
気軽に開ける赤です。

と、ざっとワインの紹介でした。
次回の「ポルトガル食堂」TASQUINHAスタイルは、
4月30(土)に開催予定。
気になる方はこちらまで、
お気軽にお問い合わせください!






0 件のコメント:

コメントを投稿