2015/12/24

dancyu1月号 いい店ってなんだ?

現在発売中のdancyu1月号は
ウキッと、潔い表紙!
創刊25周年記念特別号。
25年間で実に300冊。
本当におめでとうございます。
ということは、もう300回も、果てしない校了の夜を超えてきたんですね。
関わってきた(関わっている)多くの編集者の皆さんに、心を込めて「お疲れ様です」を伝えたいと思います。

雑誌というものが昔ほど読まれなくなって、どの編集部も必死で踏ん張っているこの時代に、
元気のある雑誌が健在なのはなんと嬉しいことよ。

本や雑誌が好きで、
本や雑誌を作りたくて出版社に就職した私としては、
昔から愛着のある雑誌が元気で周年記念を迎えているということは、自分のことのように嬉しい気持ちになります。
まるで遠くに住む甥っ子や姪っ子が立派に成長して世間で活躍しているのをTVや雑誌で知るかのような、
勝手に誇らしさをかみしめるような感情が沸いてくるのです。
私は昔からキミをよく知ってるよ!
おむつだって変えてあげたんだからさ、という感じ。
そんなちょっと片思いのような、一人よがった気持ちが沸いてきます。


今回はその嬉しい記念号に、
「dancyu」に縁のある書き手52人の一人として、
「いい店とは何か」についてお店を1軒だけ選んで文を書きました。

お店を1軒だけ挙げるということも、
いい店とは何かを簡潔に書くのも、
普段はなかなかしないことです。
とても難しいですから。
結果的に、非常に思い入れの強い仕事となりました。

たくさんの書き手の方々のエッセイは
それぞれ非常に読みごたえがありました。
個人的には姫野カオルコさんのエッセイにグイグイ引き込まれました。

もっともっと、読ませる文を書けるようになりたい。

どんな文なのか、誰がどんなお店を選んで何を書いたかの詳しい内容は、
ぜひ書店でお手に取って読んでいただければ嬉しいです。
(さらには購入いただければとっても嬉しいです!)

年末年始はPCやスマホから少し距離を置き、
紙に刷られた雑誌や書籍をじっくり読むというのも
楽しい過ごし方です。
私も年末年始にじっくり読みたい本が待っています。

その前に、もうひと仕事!

0 件のコメント:

コメントを投稿