「冬が来るぞー!」
いよいよ寒さが増してきたと感じると、
思わず言いたくなってしまいます。
それにしても、
夏が来るぞー!ならなんとなくワクワクするけれど、
冬が来るぞー!だと、どうもワクワクしにくい。
空気がきれいになって景色がきれいだとか、
コートやセーターのおしゃれが楽しいとか、
グツグツの鍋がうまいとか、
熱燗キューっとがいけるとか、
プラスの面もあるにはあるけれど、
でもやっぱり、
寒いのはいやだなーという気持ちは隠しきれないのです。
そんなわけで、冷えて疲れて家に帰ったら、
ほっと体があたたまるものが食べたい。
ワインは「カポエイラ」というポルトガルの白。 魚介系の料理によくあいます。 ラベルのガロ(雄鶏)もかわいい。 |
私が最近よく作るのは、この写真の料理。
「ピポグラタン」です。
元はポルトガルの干しだらを使った料理で、
正式な名前は
「Bacalhau a Ze do Pipo(バカリャウ・ア・ゼ・ド・ピポ)」
訳すと、ゼ・ド・ピポのバカリャウ(干しだら)料理、という感じ。
ゼ・ド・ピポは、かつての有名料理屋の主人のニックネーム。
彼の考えたこのレシピはポルトガル各地で人気を呼び、
全国的な定番料理になったそう。
家庭でもレストランでもよく見かけます。
ちなみに「ピポグラタン」は私が勝手につけた名前です。
ピポって音が、かわいらしい雰囲気。
でも、ゼ・ド・ピポって、実際はどんな顔した人だったんだろうか。
いかついおじさんかな。
以前お邪魔したポルトの家庭でも、
大勢が集まる食事の席に大きな器で登場し、
そのボリュームにたじたじになったことがあります。
ほら、ドーン!
マッシュポテトの海で泳ぐ、バカリャウ(干しだら)。
そんな第一印象でした。
さて、私のレシピは干しだらの代わりに甘塩のたらと、
じゃがいもをメインに非常に簡単につくります。
それから、
このグラタンには大事な大事な隠し味があります。
それは……
詳しいレシピは、
cakesに連載中の「とりあえずビール!」でご紹介します。
明日11/22(木)にアップしますので、
ぜひ覗いてみてくださいね。
つまり、よかったら連載見てくださいねというお招きなのでした。
隠し味、気になります?
みなさんの冷蔵庫にもきっとある、アレですよ、アレ。
ムフフ。